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気づいたら貯まっている魔法の口座を作れ!

一年の計は元旦にあり! 今年こそ貯金体質を身につけて、将来に備えた余裕のある生活を送りたいもの。気づけば自動的に貯まる口座の作り方をご紹介します。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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貯蓄は「自動化」するのが一番うまくいく!

一年の計は元旦にあり、とよくいいます。「2008年こそは○○するぞ!」と計画するには、1月は最適なタイミングかもしれません。もし「2008年こそは貯金するぞ!」と思っている人に、とっておきの方法をお教えしたいと思います。それは「努力して貯金」するのではなく「自動的に貯金」する方法です。

今までがんばってきたけどうまく貯金ができないという人は、貯金を苦労してするものだと思っていないでしょうか。節約に節約を重ねて、給料日前に2万円残るように暮らしていこうと考えるのが普通の貯金のイメージですが、これはたいていうまくいきません。なぜならガマンしなければならず、苦しいからです。

もし、このやり方で自然に貯金ができる人は、おそらく貯蓄体質なのだと思います。私は貯蓄体質ではないのですが、周囲にはこういう貯蓄体質の人がいて、自然にお金を貯めています。しかし貯蓄体質ではない人は、「まだ4万円口座にあるから、今週は2万円使ってもいいかな」などと考えてしまい、給料日までにぴったり消費してしまうものです。ガマンとはしんどいものですから、うまくいかないのです。

そこで逆転の発想で貯金をできるようにすることを考えます。具体的には「給与振り込みのすぐ後に、自分のために貯蓄を先取りする」のです。私の場合、収入が入った後、最初にATMに立ち寄ったとき、貯金しようと思う金額をメインバンクからおろし、セカンド口座として使っている別銀行に入金しています。そして、残りの金額を1カ月のやりくりする予算だと思って生活をするのです。

話を聞くだけでは「そんなの効果があるわけがない」と思うでしょうが、実際にやってみると意外に1カ月暮らせてしまったりします。まず、口座を移しておくことでその金額が目に見えないお金になることがポイントです。私達はメインバンクの残高を見て、それを次の給与振込日までやりくりするお金だと考える習慣がありますので、最初に引いておけば残額で暮らそうと考えてしまうものなのです。私は「良いメンタル・アカウンティング」と呼んでいます(通常、メンタル・アカウンティングは悪いものとして紹介される)。

最初は無理のない範囲(毎月数千円でもかまいません)からスタートして、うまくいきそうなら貯蓄額を少しずつ増やしてみるといいでしょう。毎月の手取りの1割以上を貯められるようになれば大成功。気がつけば2009年のお正月にはちょっとしたお金が貯まっていること請け合いです。

さらに、簡単に続ける方法としては「自動化」がおすすめ。自分でATMを移動するのはちょっと面倒ですが、勝手に所定の金額が所定の場所に移されればその手間すら省くことができます。ATMの前で「今月は止めようか…」なんて考えてしまう意思が弱い人も、自動的に引き落とされればその心配もありません。次のページでは自動化して貯蓄できる方法を4つご紹介します。

→自動的に貯蓄をする具体的な4つの方法を御紹介。次ページへ
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