「今月のオススメ」「激安」POPは安くないこともある!

ドラッグストアやスーパーマーケット、おかしのまちおか(おかし専門のディスカウントストア)などの店頭や陳列棚には、たくさんのPOPが踊っています。

「今月のオススメ!」「激安」なんてPOPをみると、これはお買い得だとつい買い物カゴに商品を入れてしまいますが、実は要注意です。

ドラッグストアやスーパーマーケットというのはよくできていて、ライバル店と全ての商品で安い品揃えにするわけではありません。Xという商品はドラッグストアAのほうが安いがYという商品はドラッグストアBのほうが安い、というようにお互いに棲み分けをしているものなのです。

ドラッグストアAでは「今月のお買い得!」と書いてある商品Zは、当然ドラッグストアBより安いと思います。しかし価格をちょっとメモしてチェックすると、ドラッグストアBの通常価格よりまだ高い、ということは実際にあるのです。

ドラッグストアAの標準価格よりも「お買い得」なのであって、ライバル店Bより安いとは書いていないわけですから、間違いではありません。間違えたのは勝手な私たちの判断です。

最安値は「記憶」に頼らず「記録」に頼れば、忘れていい

ところが、いろんなモノの細かい価格差を記憶でなんとかしようとするのは困難です。むしろ、限られた頭の中の記憶容量をムダに使うことになりますし、記憶があやふやになってしまえばまったく役に立たないデータとなってしまいます。

最近では「安い!」と思っていたら「税込みと税抜き価格を間違えていた!」なんてミスもあったりしますので、油断がなりません(オンラインサイトなど表記が紛らわしいので注意したい)。

こういうとき、マネーハック的には「記憶より記録」に発想を切り替えることをオススメします。だいたい、いろんなモノの値段を記憶するなんてムダなことです。記録さえしておけば、どんどん最安値は忘れていけるのです。

しかし今さら紙にメモを取るような時代ではありません。カメラ機能で撮影する方法もありますが、この場合、写真がどこの店かわからないようでは記録の意味がありません。

もう少しうまく「記録」する方法を考えてみたいところです。

スマホアプリを活用してみよう

24時間ほとんどの時間、手元にある最強のツールといえばスマホです。これを「価格の記録」に使わない手はありません。

メモ帳アプリという手もありますが、オススメしたいのは、価格メモ専用アプリです。AndroidスマホならGooglePlayストア、iPhoneならAppStoreで「価格 メモ」と検索してみるといくつかの専門アプリがあります。

筆者のオススメは
iPhoneなら カカック か マイ底値リスト 
Androidなら 安値帳  
あたりでしょうか。機能には大差がないので、レイアウトデザインやアイコンのデザインの好みで選べばいいと思います。

利用方法も難しいことはほとんどありません。いつもよく買うものについて、ドラッグストアやスーパーマーケットの「お買い得」っぽい価格を見かけるたびにメモしていくだけです。

ちょっとしたコツをアドバイスするなら「通常価格」と「セール価格」はコメント等をつけて2つ入力しておくとさらにデータの記録としては有効です。

最初はだまされたと思って、ドラッグストアやスーパーなどを回るたび、価格メモをつけてみてください。

気がつけば貯まるパーソナルデータベースはあなたの財産

サロンパス、洗剤、トイレットペーパー、キットカットやシリアルの値段まで、「比べたら安いところがありそう」というものをメモを続けていくと、いろんな発見が出てきます。

たとえば「あれー、ここは安いと思っていたら、そうでもなかったのか!」という気づきがあったり、「このスーパー、ちょっと高いと思っていたけど、土曜日はお菓子10%オフの効果で逆転するな」というような発見が得られるようになります。そこまでくればしめたものです。

ちょっとアクセスが悪いのだけれど自宅最寄り駅のスーパーやドラッグストアとの競合店舗がある場合も、一度データ収集のために足を伸ばしてみるといいでしょう。もちろん、最安値の商品を買うときだけ遠征するようにすればいいのです。

買い物のルート作りにもムダがなくなります。重い荷物を抱えながら何往復もして最安値をチェックするほど不毛なことはありませんが、スマホアプリのデータさえあれば、最寄り駅に着く前に、ドラッグストア等の最適な寄り道順と買い物リストができあがってくるからです。

仮に1つの買い物ごとに30~50円くらい節約できるようになってくると、1カ月あたりでは数千円以上の節約インパクトになります。同じモノを買うなら安いところで買うのがいいに決まっています。ぜひ価格メモアプリを活用し、「記録で節約」をしてみてください。
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