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年金保険料が消費税になると損?得?どちら(3ページ目)

国民年金が消費税になったら損だと短絡的に考えていませんか。本当に年金=消費税は損なのでしょうか?ちょっと整理してみましょう。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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誰が損して、誰が得する?比較してみる

さて、今よりも負担が増えることを仮に「損」と定義して損得を考えてみましょう。まず損すると思われる人は以下のとおりです。

今よりも損する人(負担が増える人)
・今まで保険料負担のなかった人(ゼロ円だった人)
子ども(20歳未満)
年金生活者(60歳以上で無職の人)
会社員・公務員の配偶者(専業主婦)
所得が低い等の理由で保険料が免除されている人
・今の保険料より消費税のほうが多くなる人
資産によればほとんどの人がここに入るらしい
(会社員の場合、会社が保険料の半分を負担しており、
減額分の半分も会社負担減になるため)
(自営業者の場合、月収35万円あたりを超えると負担増か)
会社や国など
(今までは保険料の半分を負担していたが、約2%の軽減を
会社の買い物にかかる消費税増額分が超えると負担増になる)

消費税のポイントは、子どもも年金生活者も消費に応じて負担が生じるということです。専業主婦(夫)についても、今までが無料であったのですから、負担増になるのはやむを得ないところです。

とはいえ、一律に負担が増えるというわけではありません。もう少し不公平感について考えてみたいと思います。

>>不公平感の有無を整理してまとめます。次ページへ

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