マルチタッチ機能が搭載された、新「Bamboo」
ワコムのタブレット「Bamboo」の第2世代(2009年10月3日発売)の大きな特徴は、タブレットを指でタッチすることでさまざまな操作ができる「マルチタッチ」機能が搭載されたことです。そしてこのBambooシリーズには、画像加工、パソコンで絵を描くことに特化した製品も用意されています。Bamboo全シリーズ
今回はこの新Bambooシリーズの中から、このような画像加工に便利な特徴と、タブレットを活用することで効率がアップするおすすめのお絵かき、ペイントソフトをご紹介します。
画像加工におすすめBamboo Pen & Touch
手ごろな価格で求めることができるタブレットとして定評のあるBambooシリーズですが、今回は指でタッチ操作する機能が付き、これまでのペンタブレットを使っていた方にとっても、非常に興味の持てる製品になっています。Bamboo Pen & Touchは一般向けのタブレットではありますが、前バージョンのBambooに比べて、筆圧感知レベルが512レベルから1024レベルに拡張しています。これはプロ向けペンタブレットの一世代前の機種「Intuos 3」と同じレベル。より筆圧による表現の精度が高くなっています。
描く実感が得られやすいマットタイプの表面シートの耐久性が向上し、画像を扱うことが多い方にとってもおすすめの製品です。
Bamboo Funのシルバーシリーズ 左がMedium、右がSmall
私はお絵かきや写真加工でタブレットを10年以上、いろいろな製品を使ってきましたが、指によるタッチ操作もできるタブレットの登場は想像もしていませんでした。
ペンを持ち替える「作業が面倒なんじゃない?」と思っていましたが、実際これまでもタブレットからキーボードやマウス操作はペンを持ち替えていた訳ですから、指タッチもノートパソコンのタッチパッドのように自然に操作しています。
特に便利なのが、大量の写真をフル画面で表示しているときに、ページをめくるように2本指でタブレットをさっとこすると、次々写真を切り替えられるので、写真を探すときにとても楽しく操作できます。指で画像をさっと回転もできます。
ただ、これ以外のタブレットで仕事をしているときにも、無意識に指で操作しようとしている自分に何度かはっとさせられています。
さて、Bambooシリーズの中でも画像加工やお絵かきに特化した製品は、次のようになっています。
■Bamboo Fun Pen & Touch
ペンおよび指タッチによる操作ができます。画像加工やお絵かき、動画編集などのアプリケーションDVD-ROM がついています。
タブレットは小さいサイズ、大きいサイズの2種類があります。色はそれぞれ、「シルバー」と「ホワイト」から選べます。
Bamboo Fun mediumの大きさはMacBook Airとほぼ同じ。また以前のBambooに比べると、面がフラットで、手に負担がかからず描きやすい
- Bamboo Fun small
(横248.2×縦176.1mmの小さいサイズ)
CTH-461/S0シルバー、CTH-461/W0ホワイト
- Bamboo Fun medium
(横336.8×縦223mmの大きいサイズ)
CTH-661/S0シルバー、CTH-661/W0ホワイト
■Bamboo Art Master Pen & Touch
ペンおよび指タッチによる操作ができます。画像加工やお絵かき、動画編集などのアプリケーションDVD-ROM と、アプリケーションを使いこなすためのガイドブックがついています。タブレットは横336.8×縦223mmの大きいサイズ1種類です。
上記で紹介した製品にはすべてアプリケーションDVD-ROMがついています。下記のように画像に関する編集は創作が手軽にそして本格的な作品に仕上げることができるソフトがそろっています。