シンガポール/シンガポール基本情報

シンガポールのエリアガイド(2ページ目)

シンガポールへ行ったら必ず足を運びたい主要エリアをご紹介します。効率良く、人気エリアを周りましょう。

稲嶺 恭子

執筆者:稲嶺 恭子

シンガポール・沖縄ガイド

ラッフルズ・プレイス&シティ・ホール周辺

マーライオン

シンガポールのシンボル、マーライオン。マーライオンが水を噴くマーライオンパークは記念撮影スポットとしても人気が高い

現代シンガポールの基礎を築いたのは、イギリス人のトーマス・ラッフルズという人物だといわれているのをご存知でしょうか? イギリス東インド会社の植民地経営を担っていたトーマス・ラッフルズは、シンガポールが地理的に非常に重要な貿易拠点になると考え、1819年に近代的な港を開港。その後、彼のもくろみ通り、シンガポールはアジアとヨーロッパを繋ぐ貿易中継地点として繁栄することとなります。現在でもトーマス・ラッフルズはシンガポールの人々から尊敬されていて、彼が初めてシンガポールの地を踏んだとされる場所の近くには、ラッフルズの像が建てられており、ラッフルズ上陸記念の地としてシンガポールの見どころのひとつとなっています。

また、ラッフルズ上陸記念の地周辺はラッフルズプレイスと名付けられており、近代シンガポール発祥の地ともいわれ、コロニアル建築の歴史的遺産が集中する場所でもあります。見どころは主に、MRTラッフルズ・プレイス駅と、シティホール駅の周辺に広がっています。

MRTラッフルズ・プレイス駅を降りると、目の前にはシンガポールリバーが優雅にたたずみ、川岸では、ラッフルズ上陸の地をはじめアジア文明博物館・エンプレス・プレイスや、植民地時代の中央郵便局の建物がホテルとなったフラトン・シンガポールなど、白亜のコロニアル建築群を目にすることができます。近代的な高層ビルとコロニアル風情漂う歴史的建物とのコントラストが織りなす個性的な景色を散歩をするのも心地いいのですが、船からこの景色を眺めるシンガポール・リバー・クルーズ(所要30~45分)もおすすめ。川沿いには、飲食店が集うボート・キーもあり、おしゃれなディナースポットとして地元客にも人気があります。

さらに、このエリアで外せないのがマーライオンパーク。シンガポールの象徴ともいえるマーライオンが海に向かって勢いよく水を吐き出す姿を、真正面の桟橋からも眺めることができるます。シアターとコンサートホール2つの巨大ドームが並ぶその姿からドリアンシアターとも呼ばれる複合文化施設エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイや、カジノを有する話題の最新スポットマリーナ・ベイ・サンズなどの絶景を見渡すこともできるので、記念撮影スポットとしても賑わっています。

ラッフルズホテル

白亜のコロニアルホテル、ラッフルズホテル。ホテル内には静かでゆったりとした時間が流れている

シティ・ホール駅周辺での必見スポットといえば、何といってもラッフルズ・ホテル。 1887年創業以降、アジアを代表する白亜のコロニアルホテルとして君臨し、イギリス統治下時代の面影を今に伝えるシンガポール観光の雄。宿泊客以外でも、レストランでハイ・ティーを楽しんだり、ロングバーでシンガポールスリングをいただいたりとセレブ気分を満喫できるので、ぜひ! また、ラッフルズ・ホテル・アーケードでは一流ブランドからホテル限定品までショッピングを楽しめます。滞在中に一度は足を運んでみてくださいね。

その他にも、このエリアには修道院を改装したレストラン&ショッピングアーケードチャイムスや、ゴシック建築の美しさを堪能できる聖アンドリュース大聖堂などの見どころもあります。
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