2 福地温泉 (温泉地再訪)かつらぎの郷
1. 古民家移築の風情のある宿
2. 湯は個性の少ない単純泉
3. 透明、無味、無臭 掛け流し
築150年の民家の外観 |
福地温泉は有名な長座に入浴したのみで、数々の良い宿があるが入浴していない。その中で秘湯を守る会に入っている「かつらぎの郷」に訪問した。
梁が飛んだ高い吹き抜け空間 |
軒の低い古い民家を移築した宿である。150年の歴史のある豪農の母屋を移築したそうである。離れや浴室棟は新築ながら古く演出されていて、違和感はない。
木の浴槽の清々とした内湯 |
玄関は低く感じるが、中に入ると2階までの吹き抜けで小屋裏の空間が高く、大きな空間になっている。中央に囲炉裏があり、落ち着いた雰囲気になっている。浴室は木造りの浴槽の内湯と岩組の露天風呂がある。
露天風呂のトンネル部分 |
露天風呂は一部トンネル状になっていて奥に続いている。湯は46.3度の単純泉で総計867mgの源泉である。透明、無味、無臭ながら掛け流しで利用されており、新鮮さはある。やや滑らかさのある感触である。福地温泉一般の綺麗な湯であった。
福地温泉 かつらぎの郷
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷福地10
電話. 0578(89)1001
利用料金:1000円、子供500円
営業時間:14時30分~20時30分
利用日 平日のみ 土日は日帰り入浴不可
3 新平湯温泉 (温泉地再訪) 鄙の宿松の井
1. 湯量豊富な露天風呂
2. かつおぶし臭が大変強く好感
3. 重曹食塩泉
木造ながら塔屋の付いた4層の建築 |
新平湯温泉は過去にガーデンホテル本陣に入浴したが、違う宿にも入浴してみようと松の井に訪問した。新築ながら木造の3階建てで一部鉄筋か鉄骨を使っているかもしれないがエントランスは黒く塗られた柱と梁である。古材を利用したのか、重厚な雰囲気になっている。
総檜の貸切湯浴室 |
外観は大きく感じるが、19室の小さな宿で浴室は貸切り湯が2箇所である。桧の内湯と円形の樽のような露天風呂が付いたものと、タイルの内湯に岩の露天風呂のどちらかを選ぶ方式となっている。19室であるから実現した素晴らしい方法である。桧の浴室の方に入浴させていただいた。
露天風呂は樽風呂 |
湯は61.8度の単純泉で総計728.9mgの清澄なものであるが、内湯、露天風呂ともに浴槽の縁が切られており、そこから湯が溢れている。掛け流しである。透明、無味、無臭の個性は少ないが掛け流しは良い。タンク経由なのか、そういう泉質なのか分からないが、新鮮さを感じられなかった。
新平湯温泉 鄙の宿松の井
岐阜県奥飛騨温泉郷新平湯温泉
電話番号:0578-89-2229
日帰り入浴は要予約
営業時間 13時~19時
1グループ5名様まで
料金 500円
次は新穂高温泉の白濁した湯の中崎山荘とホテル穂高の2軒