知多半島の常滑では常滑焼きが有名です。
常滑焼は平安時代末期(12世紀)には、常滑を中心にして知多半島の丘陵地 のほぼ全域に穴窯が築かれ、山茶碗や山皿、壷などが作られました。この時代に作られた焼き物は、一般に「古常滑」と呼ばれています。当時、焼き物を作っていたところは、「日本六古窯(常滑、瀬戸、信楽、丹波、備 前、越前)」と呼ばれていますが、中世常滑窯は、その中でも最も大きい 生産地でした。土管、焼酎瓶、建築陶器(煉瓦、タイル) 衛生陶器も作られるようになりました。以後、技術は急速に進歩し、窯の燃料も重油、ガス、電気の使用が多く なり、トンネル窯、シャットル窯などが主流となりました。現在は、花器、 置き物、園芸鉢、食器など多種多様の製品が生産されています。
タイルの大手メーカーINAXの本拠地でも知られ、土管やタイルの焼き物の街です。知多半島の温泉巡りをしたあとに常滑焼を購入されてみてはいかがですか?
2 南知多温泉 魚友幸泉閣
1. 素晴らしい。これこそ知多半島NO1の湯
2. 掛け流しが溢れ小川になっている。
3. 匂いも良い、析出物もある。
内海温泉より少し北側にある温泉。南知多温泉と名乗っている。海岸に沿って建てられたしゃちほこの乗った屋根が印象的な温泉である。まず目に入るのは玄関先にある源泉やぐらであろう。最上部から湯が溢れ流れ、下に池ができている。
湯量豊富なのであろう、浴槽に使っている源泉とは別系統でやぐらに湯を送っているとのことである。モニュメントとして湯を流している。
ここの浴室に入って驚いた。内湯は白湯である。しかし全湯量に近い量を露天風呂に掛け流しにしていた。大きな浴槽に多量の源泉(50.2度)を入れ湯口近くは高温になっているが、離れるにつれ適温になり、湯尻から流れ去っている。その湯量が多く、小川のようにU字溝が半分くらい埋まる量で流れていた。
析出物の付く泉質で浴槽内部は5センチから8センチほどの析出物が付着して陶器のようにコーティングされていた。総計6290mgの食塩泉で50.2度である。特記成分はBrの10mgである。鉄分は0.3mgと少ない。少量であるがカルシウムが103mg、炭酸水素イオンが558mg遊離炭酸が12mgほどあるので炭酸カルシウムとなって析出物が付くのであろう。
塩分に比べれば少量でも、新鮮な源泉の長年に渡る掛け流しで析出物が成長している。この浴槽に感動した。湯は透明薄黄色、塩甘味、少臭素臭あり。と観察した。弱いすべすべもあり良い源泉である。大きな露天風呂に必要充分な量の掛け流しで捨て湯が小川になりイメージを高めている。湯口は新鮮で匂いも良く知多半島一の温泉と言っても過言ではないであろう。
南知多温泉 魚友幸泉閣
〒470-3321 愛知県知多郡南知多町大字内海字口揚4-6
電話. 0569-62-2111
利用料金:食事付き2625円から
営業時間:11:00~19:00
定休日. 無休
南知多温泉 魚友幸泉閣
次は海岸の景観の良い、海炎温泉「ホテル小野浦」とつるつるの感触の知多美浜温泉の2ヵ所