ガス爆発の渋谷のシエスパと船橋の法典温泉
ガス爆発でニュースになり惜しくも閉店した東京の渋谷にある女性専用温泉施設のシエスパに開店前の時期に入浴させていただいた。貴重な資料となったシエスパの温泉はどんなものだったか?また船橋の赤い強食塩泉、法典温泉のレポート
1松涛温泉 シエスパ
1. ガス爆発で現在はない
2. ビルの8.9階が温泉施設
3. 36度の強食塩泉で関東では一般的な温泉
高層ビル一つが全て温泉施設 |
ガス爆発で死傷者がでて、閉店になったシエスパの当時の状況をレポートする。渋谷の繁華街に温泉ができた。9階建てのビルひとつがすべて温泉施設で、われわれ男性はシャットアウトの女性専用である。関係者の特別配慮で営業開始以前に入浴させていただいた。
露天風呂は照明が美しい |
8階に内湯があり屋上の9階が露天風呂である。主にベットのあるリラクゼーションゾーンとマッサージやエステのゾーンと8.9階のスパゾーンの3つに分かれていた。
露天風呂の洞窟部分 |
湯は36度の強食塩泉で総計20100mgの温泉である。食塩以外の特記成分はアンモニアイオン(NH4)の119.7mgと臭素イオン(Br)の57.3mg Fe 4.0mgである。9階の露天風呂は除鉄源泉のオーバーフロー掛け流しで比較的良い。
個性の残る露天風呂 |
8階の内湯は暗い照明で深海の雰囲気を持たせている。しかし湯は加水循環で温泉としては個性がなくなっていた。内湯の温泉としての評価は低い。露天風呂は除鉄ながらオーバーフローで臭素臭とアンモニア臭が混ざった匂いがして内湯よりは良い。
青い照明の内湯 |
石組の露天風呂と一部洞窟風呂もある。薄褐色透明、塩甘味、臭素臭+少アンモニア臭と観察した。凝ったお金を掛けた造りで豪華であった。すでに入浴できないのは残念である。女性専用という貴重な施設に入浴出来てよかったが、この後ガス爆発事故により閉店になり残念であった。東京近郊の温泉で大深度の源泉はガスも出ているので分離して焼却しないとこのような事故につながるので、要注意である。また蒲田周辺や横浜にある黒湯の温泉は浅い深度の源泉なのでガスの心配はない。
美しい内装の内湯だが加水が残念 |
松涛温泉 シエスパ
渋谷にあったが現在は閉店
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