温泉/関東の温泉

塩原温泉の名湯、混浴露天風呂2ヶ所+1(2ページ目)

渓谷沿いにある混浴の名湯は塩の湯にある明賀屋本館。源泉掛け流しで、泉質も良い。次は塩原の混浴露天風呂の岩の湯。足元自噴温泉の温泉である。ピラミッドのある変り種温泉のピラミス整心苑温泉のレポート

執筆者:郡司 勇

 
明賀6
日本屈指の景観の露天風呂


鹿の湯と川原の湯の浴槽は縁に薄く赤褐色の析出物が付き雰囲気を高めている。川と逆の崖側にも1つ浴槽があり、こちらはヌル湯になっている。足元湧出ではないが、景観と浴槽の風情が良く、この露天風呂は塩原屈指の名湯である。

明賀7
川原湯は川沿いに2つの四角い浴槽が並ぶ


道路を挟んで渓谷側に新館が建ち、山側に太古館が建っている。新館のさらに谷側には木造4階の建築も建っており、現在は川原の湯に行くための階段となっているが昔の自炊棟であったような雰囲気がある。

明賀8
析出物の溜まった床が風格を醸し出している


新館の地下にも大浴場があり内湯のみであるが緑色に濁った食塩泉が掛け流され良い。

明賀9
岩の湯は天然岩の浴槽


太古館は大正時代のレトロなイメージを持っており、洋風の意匠である。明治村に移された旧帝国ホテルの設計者、F.L.ライト調になっている。窓が洋風の細長い縦窓でアーチの壁が付き、白い壁面でシックな洋館といった風情である。

明賀10
ライト調の太古館正面


しかし内装は和室である。和洋折衷の良い建築である。文化財に近い建築であろう。太古館を希望したが新館になってしまった。あまり使われていないのであろう。しかし新館は渓谷の木々が見渡せられ、景観は絶景である。

明賀11
太古館の和風客室


しかし湯治などでゆっくりとするのであれば太古館がベターだと思った。私が小学生の頃に両親に連れてこられた時は、今から40年ほどまえであるが、木造の渓谷沿いの部屋であった。新館の建てる前か、渓谷に下りる階段のある棟だろうと推測した。



塩原塩の湯温泉  明賀屋本館
〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原353
TEL 0287(32)2831 FAX 0287(32)2008
日帰り10時~16時
無休
大人 2100円 (休憩用の個室つき)

  • 塩原塩の湯温泉 明賀屋本館
  • 塩原塩の湯温泉 明賀屋本館

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