塩原温泉の名湯、混浴露天風呂2ヶ所+1
塩原温泉の中でも渓谷沿いにある混浴の名湯は塩の湯にある明賀屋本館であろう。絶景の露天風呂ながら源泉掛け流しで、かつ泉質も良い。ここに泊まり徹底的に取材した。次は塩原の混浴露天風呂の共同湯で有名な岩の湯である。足元自噴温泉で景観も素晴らしく良い温泉である。そして温泉がピラミッドの中にある変り種温泉のピラミス整心苑温泉のレポート
1 塩原塩の湯温泉 明賀屋本館
1. 宿泊してゆっくりとレポートした
2. 総計5100mgの食塩泉。鉄分を多く含み褐色に濁っている
3. 渓谷に下りてゆく掛け流しの川原の湯が絶品
4. 太古館の建築が素晴らしい
明賀屋の太古館外観 |
塩原でも深山幽谷に位置している温泉地は塩の湯温泉であろう。あら湯は明るい山の斜面で、元湯は渓谷ながらやや広い空間がある。塩の湯温泉は切り立った渓谷の奥にあり、急勾配の斜面にへばりつくように3軒の旅館が建っている。
露天風呂の崖側にある浴槽 |
玉屋は廃業したが、明賀屋本館と柏屋は健在である。湯は緑色から褐色がかった色をした食塩泉で、総計5100mgほどの等張性には届かない含有量である。
夜の川原湯露天風呂 |
塩原では塩が一番濃く、塩原命名の由来であろうと推測する。5.1gながら塩味はしっかりとして、鉄分による金気臭が漂い、温泉の個性ははっきりと出ている。
内湯も茶色に濁った温泉の掛け流し |
渓谷沿いの露天風呂は四角い浴槽が2つ並び、鹿の湯と川原の湯と命名されている。上流側に岩を繰り抜いて造ったような浴槽は岩の湯である。源泉を樋で引いており、やや熱めに掛け流しされている。浴槽の周囲や岩肌が赤く染まり薄く析出物が付いている。
川原湯の上にある岩の湯 |
この温泉の存在感があるのは浴槽周囲の床の岩が赤い色のためであろう。その上に薄く掛け流しの湯が流れている。常に源泉を入れているので小さな浴槽は人が入ると大きく湯が溢れる。それが掛け流し浴槽の醍醐味である。岩の湯は以前源泉を岩肌から流していたと思われ、赤褐色の析出物が周囲の岩に付着していた。
塩原塩の湯温泉 明賀屋本館
〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原353
TEL 0287(32)2831 FAX 0287(32)2008
日帰り10時~16時
無休
大人 2100円 (休憩用の個室つき)
次も塩原塩の湯温泉 明賀屋本館が続く