湯布院の青い湯と周辺の3湯
日本でも有数の温泉地湯布院温泉には高温で湧出し青い湯になっている宿が2軒ある、その一つ「一禅」と鄙びた共同湯「加勢の湯」ほか2ヶ所のレポート
1篠原温泉 (再訪)
1. 黄色い芒硝重曹泉
2. 簡素な共同湯
3. 個性を発揮していて良い
商店のようなコンクリートの湯小屋 |
10年ほど前に析出物の多い同尻温泉や黒湯の小野屋温泉などとともに訪問したが、篠原温泉は黄色い湯の印象だけ残っていて、最近どうなったか確かめたい気持ちで再訪した。
コンクリートの四角い浴槽 |
川沿いの橋のたもとにある温泉は以前と同じであった。簡素な浴室でコンクリートの2階建ての1階部分が浴室である。正方形の浴槽が一つあるだけの簡素な共同湯である。格安の100円で入浴できる。44.5度の含食塩芒硝重曹泉で総計1376mgである。掛け流しでまったく源泉のままである。そのためほとんど単純泉に近いものであるが、ここの湯も非常に個性を発揮していてよかった。
小さな内湯浴槽1つに薄褐色の湯 |
壁と床がタイル貼りでコンクリートの浴槽である。黄色透明、重曹エグ味、湯口微硫黄臭と観察した。さらに湯の感触は、弱いがつるつるも感じられ、良い入浴感になっている。やはり源泉のままの温泉は、どんな泉質でも良い湯で、記憶に残る湯となっている。
篠原温泉 共同湯
大分県大分郡挾間町篠原426-6
TEL : 097-583-2834
日帰り料金 100円
時間 9:00~20:00
2下湯平温泉 幸せの湯
1. きれいな単純泉
2. 掛け流し
3. 石貼りの内湯のみ
コンクリート打ち放しの共同湯 |
湯平温泉の下流の国道沿いにできた共同湯。コンクリート打ち放し造りの新築の共同湯である。以前訪問した時には赤い単純泉で、非常に珍しかった。
内湯一つのみの簡素な温泉、透明な湯になってしまった。 |
赤い単純温泉は全国にも数少ない。鉄分が多かったが今回行って見ると透明になっていた。湯温も下がっていた。
下湯平温泉 幸せの湯
大分県大分郡湯布院町大字下湯平2447
TEL : 問合せ先:湯布院町役場商工観光課
0977-84-3111
日帰り料金 大人\200
8時~21時
無休
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