飯田周辺の温泉9ヶ所 つるつるのアルカリ性単純温泉
飯田周辺の温泉はアルカリ性が高くどこもPH10.以上で驚く。そのためつるつるの泉質になっており存在感はある。小川の湯温泉、医泉寺温泉、松尾水神温泉、殿岡温泉、久米川温泉はみなPH10以上であった。極めて薄い成分量ながら水酸イオンOHを含有しアルカリ性が高く、炭酸イオンCO3も主成分になっていることが多い。ほか硫黄を含有する大きな温泉地になった昼神温泉など南信州の温泉9ヶ所のレポート
1小川の湯温泉
1. PH 10.2 OH 1.8
2. HS 0.8は消えていた
3. CO3 43.8 つるつるの湯
4. 日帰り温泉主体の宿
古びたビルの外観 |
飯田に近い喬木村にある鉱泉。鉄筋の4階建ての古びたホテルで、宿泊よりも日帰り温泉として主に営業されているようだ。寝湯、座り湯、大浴槽、源泉浴槽などがある。しかしどの浴槽も違いは感じられなかった。
内湯タイル風呂 |
17.7度の規定泉(フッ素2.3)で総計208mgの鉱泉である。特記成分としてOH 1.8によるPH 10.2、HS 0.8 CO3 43.8mgなどがある。透明、無味、無臭ながらつるつるの感触があり炭酸イオンのためであることがわかる。
各種浴槽がある内湯 |
陰イオンの主成分になっている。炭酸イオンは温泉規定に入っていないのが不思議である。
小川の湯温泉
〒395-1107 長野県下伊那郡喬木村6327
TEL.0265-33-2061
9:00~21:00 340円
2 医泉寺温泉 アスティたかぎ
1. 規定泉 PH 10.34
2. OH 4.3 CO3 45.6
3. 透明、無味、無臭
4. 加温、循環、殺菌
公民館のような温泉センター外観 |
丘の上にあるJAが経営する温泉ホテル、宿泊が主体で入浴も受け付けているという経営である。大きな内湯浴槽1つの簡素な浴室である。湯は小川の湯に似た規定泉で12.8度、総計197mg、PH 10.34の極めて清澄な湯である。
大きなタイル貼り内湯 |
HS 0.3mgは抜けていて感知できなかった。CO3は45.6mgと小川の湯とほぼ同量含有しているが、こちらはつるつるもない。透明、無味、無臭 加温、循環、殺菌である。温泉センターのフルセットで温泉としての個性はまったくなかった。
医泉寺温泉 アスティたかぎ
【住所】 長野県下伊那郡喬木村7585
【電話】 0265-33-2670
【料金】 420円
11時から20時まで 休館日 第2 第4 火曜日
3 久堅温泉
1. 温泉規定泉ではない
民家のような和風外観 |
鉱泉が湧出しているが温泉法の温泉には入らないとのこと。透明、無味、無臭の湯が沸かされていた。
鉱泉を沸かす内湯 |
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