ポリバスの個人宅解放温泉、掛け流しのつるつる温泉など津軽の秘湯4ヵ所
大鰐温泉近くの民家で温泉が湧出し開放している。ポリバスに掛け流しで新鮮な湯である。また五所川原近郊の秘湯、梅田温泉・梅沢温泉の紹介と青森空港近くの秘湯、細野相沢温泉のレポート
1 某温泉 個人宅開放温泉
1.青いポリバスがレアな秘湯
2. 浴槽が仮設風で面白い
3. 温度が上がり現在では50度以上
4.大湯量掛け流し
何も温泉と分かる表示はない |
大鰐温泉の近くの一般の民家に湧出した温泉。小さな板貼りの浴室に青いポリの生け簀の浴槽である。この浴槽が仮設風で面白い。源泉は多量に湧出し温度も50度を越えているのでほとんど捨てている。少量を掛け流しにしているだけで充分なのである。
青いいけすのポリバスが仮設風 |
湯は食塩石膏芒硝泉(NaCa-SO4、Cl)泉で総計2846mgのものである。透明、塩薬味、無臭で大湯量が仮設風で良い。一切の加工をしていないことが分かる。
木の壁の浴室にポリバスが置いてある |
分析表では40.8度になっているがどんどん温度が上がり現在では50度以上あるそうだ。清澄な湯ながら浴室の雰囲気と仮設風の浴槽、秘湯のような佇まいが感動的な温泉であった。
某温泉
利用料金 寸志
個人宅温泉なので利用の際は慎重に
2 梅田温泉 ふれあいセンター
1. 掛け流しの湯
2. つるつるの食塩泉
3. 弱い油臭がする
簡素な公民館のような外観 |
五所川原の郊外にある小さな温泉。プレハブ風の簡素な施設でふれあいセンターとして営業されている。温泉は四角い内湯が1つのみのシンプルなもので、脱衣室からドアを開けると褐色の湯が掛け流しされて床一面に流れていた。同時に弱い油臭(臭素臭)がした。
掛け流しの内湯のみ、褐色に染まった床が良い |
62.1度の食塩泉で総計8920mgの等張性の温泉である。色が薄い褐色でべっこう色である。塩苦味で油臭が感知できた。床は長年の掛け流しで褐色に染まり雰囲気上々である。入浴するとこの湯はさらに個性を見せた。つるつるの感触もある。
褐色の湯が美しい |
成分の組成はNa 3120 Cl 4200 SO4 420 HCO3 671 というものでCO3は無いがつるつるする湯であった。温泉とは不思議なものであると、ここでも思った。
梅田温泉 ふれあいセンター
五所川原市大字梅田字福浦405
TEL(0173)28-3289
7時~21時/200円
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