3 八甲田温泉 遊仙(再訪)
1. 64度の含土類石膏芒硝泉の緑白濁の湯と透明な明礬泉の2源泉。
2. 家族湯左が凄い泡付き、右は白濁しミルク湯と呼ばれている。
3. 以前はおんな湯にもラムネ湯があったそうだ、その頃訪問
三角屋根の外観 |
八甲田温泉「遊仙」の家族湯が炭酸分を多量に含有しており、泡付きが凄く多いとのことなので行ってみた。内湯大浴場には総計1634mgの単純泉に近い含土類石膏芒硝泉が入っている。64度の高温で薄い緑白濁、無味、無臭の湯であった。PH7.8のややアルカリ性である。
薄白濁の内湯芒硝泉 |
露天風呂は酸性明礬泉が入れられており、PH2.4である。透明ながら白い湯の華が多量に析出し掻き混ぜると白濁する、明礬泉特有の明礬渋味と酸味がする。少硫黄臭であった。酸性Al、Mg、Ca-SO4,Cl泉(土類食塩明礬泉)で41度である。
白濁した露天風呂は酸性明礬泉 |
特記成分は酸性を司る水素イオンが4mg、アルミニウムイオンは292mgと多量である。Cl 478mgとSO4 1559mgである。かなり純な明礬泉と言えるであろう。毒沢、恵山、微温湯などと全国でも屈指の明礬泉と言える。
石積み露天風呂 |
総計は2871mgで遊離炭酸の含有量がゼロであるが家族湯の左側の浴槽がラムネ湯と言われ透明ながら強烈に泡付きがある。右側の家族湯は同じ源泉ながら露天風呂と同系の白濁している。ともに明礬渋味と酸味があり、匂いは少ない。源泉に近く浴槽の量に比べ掛け流しの量が多く新鮮なのであろう。
右側家族湯の白濁したミルク湯 |
右側の家族湯でも少量の泡が付くが左側は凄い。すぐに身体が白くなり、1分ほどで自分の泡付きが飽和状態になり、自ら泡発生器になる。青森では森田温泉などと共に泡付きは屈指である。分析表に硫黄分は記入されていないが、右側の家族湯は白濁し硫黄華が析出する泉質である。
左側家族湯は透明のラムネ湯 |
ラムネ湯の方は白濁しないで気体成分だけうまく混入されて配湯されているのだと思われる。ヌル湯で浴槽では38度ほどになっている。しかし素晴らしい温泉の表現に感動した。
この浴槽が強烈な泡付がある |
八甲田温泉 遊仙
〒青森県青森市大字駒込字深沢766-2(田代平)
TEL 017-738-8288 / FAX 017-728-3827
8:30-19:30 無休
500円
※この記事に書かれている情報は2006年10月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
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