島牧村の個性派温泉4ヵ所


日本海側にある島牧村の温泉は個性的な湯が湧出している。湯量豊富できれいな湯の宮内温泉、白濁した濃い酸性硫黄泉の栄浜冷泉、析出物が付く炭酸を含む重曹泉の千走川温泉、赤い湯で海の展望が良い島牧漁り火温泉のレポート

 

 1 宮内温泉    


1. 掛け流しの温泉 
2. 個性の少ない綺麗な湯
3. 山の中の古びた建築


宮内1
木造入母屋の古い宿


金華湯から戻り、宮内温泉にたどり着いた。ほっとして久しぶりに入浴した。入母屋造りの木造の宿で、こんな山の奥で細々と営業している。湯は分析表を見なかったが、きれいな湯で、約50度ほどの単純泉と思われる。

宮内2
掛け流しの露天風呂


内湯はカラで露天風呂に入浴した。透明、少エグ味、無臭で重曹系または芒硝系であろう。掛け流しで利用されている。鄙びた温泉でいつやめても不思議でないような雰囲気である。


宮内3
湯がまだ溜まる途中であった。



 2 栄浜冷泉


1. 濃い白濁した硫黄泉 
2. 小さな小屋に湯壺のみの鉱泉
3. 炭酸泉と食塩泉に硫黄が混ざっている



栄浜1
激しく錆びた湯小屋の正面


日本海に沿った国道は瀬棚を過ぎて海岸の景観の美しい路線となる。奇岩怪石の連続する海岸でトンネルと覆道の多い費用の掛かった路線であろう。そんな中でモッタ岬周辺は景観のハイライトと言える。

栄浜2
湯壺は薄く白濁している


塩味の旨い程度の食塩泉に硫黄の含有するモッタ海岸温泉は私の好きな温泉であるが、その近くに栄浜冷泉という鉱泉が湧出している。モッタ温泉より覆道を2つ過ぎた傍らにある。小さな鄙びた小屋が建っており中に源泉が壷のような穴に湧出している。

栄浜3
入浴すると濃く白濁した


単純酸性冷鉱泉と記述されているが硫黄分も多く含み源泉壷に近づくと硫黄臭がかなりする。薄く白濁しているが底に硫黄華が多量に沈殿しており攪拌するとヤクルトのような色になる。酸味はそれほど強くなく、炭酸ははっきりと感知できた。一言で言えば、炭酸と硫黄の鉱泉と言える。

栄浜4
小さな湯壺に鉱泉が湧出している


白濁、少酸味+炭酸味、硫黄臭と観察した。小屋の外観は激しく錆びたトタンで素晴らしい鄙び具合である。温度はないが25度前後だと思われる。特に禁止の表記も無く、モッタ温泉御主人からも禁止されなかったので、湯壷に入浴した。



次は炭酸分を含有し析出物の付く千走川温泉と海の展望が良い島牧漁り火温泉