伊豆半島、天城山麓の温泉、大滝・七滝温泉
河津から天城峠に向かって点在する温泉郷を紹介する。大滝温泉、七滝温泉の個性的な温泉2箇所のレポート
1 2七滝温泉 つりばし荘
1. 個室露天風呂つきの一番良い部屋
2. 離れの抹茶風呂も体験
3. 湯は個性のない単純泉 硫酸塩泉系の苦味はある。
4.洞窟風呂や各種の温泉浴槽がある。
玄関前にはつりばしがある |
雑誌のモニターということで、つりばし荘に宿泊した。離れ風の山水亭という部屋に通された。渓流に面している良い立地で、さらに伊豆石の専用内湯と桧の露天風呂、大甕風呂の3つが付いている一番の部屋であった。
つりばしの両側に温泉宿がある |
部屋つき露天風呂の風情が良く、木製のデッキになっている。早く到着した私は早速露天風呂に入浴し、そのデッキで籐製の椅子にくつろぎゆっくりとした。
壷風呂と四角い露天風呂の2つが専用風呂 |
床が白木の板張りで心地よい。桧風呂、甕風呂ともに少量ながら、源泉を適温になるだけ入れ続けているので新鮮である。私一人でも入浴した分だけ縁から溢れ、気持ちが良い入浴である。
照度を落とした部屋付き露天風呂 |
ここは温泉天国でこの他に数々の温泉がある。白眉は離れにある渓谷の一番美しい景観の処にしつらえられた「1時間5250円なり」の貸切抹茶風呂である。林の中に一種高貴な雰囲気を持った門構えの行宮のような簡素な小屋があり、それが脱衣場と露天風呂である。
四角い露天風呂は木製 |
他には男女の渓流露天風呂や、男風呂のトンネル風呂、地下大浴場、また新館には4階の展望内湯、屋上露天風呂などがある。
離れの抹茶風呂には3つの浴槽がある |
湯は39.6度のアルカリ性単純泉(石膏系)で総計約500mgの清澄なものである。毎分167リットルの湧出で全て加熱している。
白い陶器の抹茶浴槽 |
しかし貸切露天風呂や抹茶風呂の源泉は新鮮で、透明、少苦味、無臭で石膏泉系の個性は少ないながら残っている。4階の展望内湯、屋上露天風呂は循環である。
渓谷の上に造られた抹茶風呂 |
やはり渓谷の核心部に作られた抹茶露天風呂が非常に良く、新しい造りと、高千穂峡のように両側が岩の崖になった渓谷美は素晴らしい。温泉うんぬんよりもその絶景で満足した。
洞窟風呂を通って露天風呂に行く |
ただ源泉が39.6度と低く、全て加熱しているのが残念である。1つの浴槽でも源泉そのままのヌル湯浴槽があればさらに良いと思った。
露天風呂も渓谷沿い |
次は多種の浴槽があり、温泉のデパートの天城荘