3熱塩温泉 下の湯共同湯 再訪
1. 12グラムほどの食塩泉。
2. ささ濁り 塩苦味 無臭。
3. 水色に塗られた小さな共同湯、半混浴。
4. 笹屋本館に入浴を請うが入浴のみ不可。
青いペンキ塗りの小さな共同湯 |
熱塩温泉の近くに来ると、必ず寄ってしまう好きな共同湯である。3回目になる。水色に塗られた小さな浴舎は健在で、下の湯共同湯と書かれている。
脱衣場が1つで浴槽は男女の仕切りがあるだけ |
カルシウムと重曹を含む土類食塩泉で壁に書かれた半ば消えかかった古い分析表によると総計は14.2グラムの72度という立派な温泉である。熱海ほどの食塩量である。全国でも少ない半混浴の共同湯で脱衣場は1つという珍しいものである。近くの南会津の湯倉共同湯は脱衣場が2つで浴室が混浴であるがこちらは逆である。1つの脱衣にドアが2つ付いていて浴室内部は2つに仕切られている。
笹屋本館の立派な玄関 |
壁はピンク色のタイル貼りで浴槽は白いタイル浴槽である。最近塗り替えたのであろうか、腰以上は鮮やかな水色の木製の壁が立ち上がっている。小さな湯気抜きが付いてかわいらしい建築である。このような共同湯は貴重なのでいつまでも健在で居てほしい。また奥に示現寺足湯なる施設も出来ていた。ここにも共同湯の浴槽がある。「源翁湯」とかかれているが開放していなかった。
熱塩温泉の白眉は笹屋本館であろう、立派な入母屋の玄関に車止めが付いた堂々たる外観である。浴舎の風情も外観から見ると良いものなので、入浴をお願いしたが入浴不可であった。
4米沢温泉 平安の湯
1. 看板で源泉掛け流し100%、加熱、加水、循環は一切なしと
謳っているので訪問してみた。
2. その通りであるが湯量が少なくオーバーフローはほとんどない。
3. 新鮮度は少ない。湯口は透明、無味、微々硫黄臭。
アパートのような造りの平安の湯 |
綺麗な道となって喜多方から米沢へ抜ける121号線を走りあっけなく山形県へ入った。以前は屈曲した細い道を延々と越して米沢に至ったが、トンネルですぐに山形県に入れるようになった。米沢は市内に金池温泉や堀川温泉などがあり、前者は掛け流しで泡が付き良い記憶になっている。今回は源泉掛け流し100%と謳っている平安の湯に行った。アパートのような造りの外観に内湯と露天風呂があり、スーパー銭湯のような雰囲気である。
黒く見えるが透明な湯の露天風呂 |
48.6度の食塩泉で総計1255mgという清澄な温泉である。源泉、掛け流しと謳っていてそのとおりであるがオーバーフローの量が少なく新鮮味が感じられない。しかし源泉湯口は微たまご味が感知できた。大きなジェットバス付きの内湯と、やはり大きな露天風呂があり源泉が弱く入れられている。湯口での個性は感じるが浴槽では無くなってしまっている。48度という温度がやや高目なのでいたし方ないが、もう少し湯量を使ってほしい施設であった。
次はいわき湯本温泉の巨大施設、スパリゾートハワイアンズ
*福島特集*