3三珠の湯 のっぷいの館
43.6度の単純泉 紅茶色、少苦味、少鉱物臭 オーバーフロー循環か? 露天風呂展望良し
平屋の大きな施設外観 |
三珠の湯温泉は以前、坂道の途中に温泉スタンドがあり多量に湯が溢れていた。側溝には湯が半分ほどの深さで流れていた。その時浴びたことがある。甲西温泉に似た良い湯で、記憶に良く残っている。
紅茶のような美しい褐色の内湯 |
その源泉を使って新しく温泉施設が出来た。平屋造りの大きな施設である。丘の上にあるので甲府盆地の展望の良い施設となっている。湯は総計708mgのアルカリ性単純泉で43.6度、毎分247リットルの湧出量である。色が美しい赤褐色でモール系成分が多いのであろう。単純泉にしては存在感がある湯であった。温泉スタンドで垂れ流しになっていた時より色が濃くなったような気がした。
甲府盆地が一望の露天風呂 |
少苦味、少鉱物臭と記録した。湯の使い方は循環が基本で少量オーバーフローしていると観察した。弱いつるつるも感じられより新鮮であればかなり良い温泉であろう。もう少し湯量を使って掛け流しに近い状態にすれば良いと思った。
4 かじか沢温泉 かじかの湯
溶存4580の食塩泉 透明、塩苦味、無臭 循環
曲線を使った温泉の建築 |
十谷温泉の下流にある温泉施設。曲線の屋根の綺麗な建築である。37.5度の食塩泉が湧出している。総計4580mgとなかなか濃い成分である。湯は透明、塩苦味、無臭のもので基本的に循環が残念である。
オーバーフロー循環の露天風呂 |
成分通りの塩味は感じるがその他の新鮮は感知でき
なかった。毎分150リットルの湧出量なので小さな掛け流し浴槽を造ると良いと思わ
れた。
5 五和温泉
鄙びた民家のような施設、ポリバスカラン自在 26.3度の食塩泉 総計7222 透明、塩甘味、無臭 風情良し
普通の民家のような外観 |
大井川にそった金谷の街中にある温泉。外観からはまったく温泉とは分からない普通の民家のような外観である。牛尾潮寿会憩いの家と書いた木の看板があるのみである。
風情のある吹き放しの廊下 |
古いトタンの造りで鄙びている。中は広間になっており大勢の老人が休憩していた。外廊下が付いていてタオルがたくさん掛かっている。なかなか良い風情である。
小さな内湯はカラン自在 |
この温泉は日曜日のみの開放なので、近在の老人の楽しみの場になっているのであろう。浴室は一番奥に男女別にある。小さな水色のポリ浴槽で2人入れば一杯の小さなものである。湯は総計7222mgの等張性に近い含重曹食塩泉である。26.3度の低い温度であるが加熱して入浴している。
2.3人用のポリバスの内湯 |
しかし源泉カラン、加熱カランの自在なので良い使われ方である。源泉カランを開き観察してみると、透明、塩甘味、無臭の源泉であった。しかし成分の多いしっかりした温泉である。知名度がなく秘湯と言えるであろう。
※この記事に書かれている情報は2005年1月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
*山梨周辺*