つるつるの美人湯、大分のモール系名湯2
大分市内にはモール系の黒湯が湧出している。そのうちいくつかは廻ったが、残る温泉施設を廻った。秘湯の感じのある柚木温泉やスーパー銭湯には至らないが、大きめないかりやま温泉、そして市街地にあるビジネス旅館のあしかり旅館をレポートする。
1 柚木温泉
褐色のモール泉 つるつるやや強し 掛け流し
柚木温泉の簡素な外観 |
大分市内のはずれの、山際にある小さな温泉銭湯。一般の民家に柚の木温泉という看板が掛かっているだけの施設である。
縁から掛け流されている |
しかし湯の個性があり、こがね温泉が薄い琥珀色なのに比べコーラほどの色付きである。やや濃い目のモール泉(黒湯)である。43度ほどの重曹泉で褐色、少苦味、少モール臭であった。
美しい色の温泉 |
源泉そのまま掛け流しにされており、使い方は良い。モール系の特色にあいまって炭酸イオンも多いのであろうか?つるつるも「やや強し」で好感した。内湯の浴槽1つのみに源泉が入れられ濃い褐色の色と味覚や匂いに個性が発揮されており、気に入った。熱海湯や大津温泉、王子温泉などと同系のモール系温泉であろう。
2いかりやま温泉 45.7度の重曹泉 総計 約1250mg 少油臭あり
つるつるやや強し、 ジェット風呂が残念 いつもは泡付きがあるというが
今回はなし
変った外観のいかりやま温泉 |
円筒状のネオン看板がある温泉施設。内湯のみでサウナ室を通ってから浴槽に行くという変り種であった。同行者の話だと泡付きがあるとのことであったので、楽しみに訪問した。
黒湯の内湯 |
45.7度の重曹泉で総計1250mgほどの温泉である。柚木温泉と同じくらいのコーラ色の黒湯である。こちらもつるつるやや強しの良い存在感のある温泉である。しかし浴槽全体に強力なジェット噴流が設置されていて泡付きもなかったし、落ち着かない浴槽であった。
内湯湯口近く |
しかし掛け流しで利用されており新鮮味は感じることができた。女湯はジェットがないそうであるが、泡付きは微細であったとのことである。褐色、少苦味、少油臭と記録した。ここの温泉の特記は油臭の匂いであろう。個性的な源泉であった。
次に続く、大分市内のつるつる湯