温泉/北海道の温泉

北海道の名湯、秘湯1 日高地方編(2ページ目)

北海道の襟裳岬の西側の日高地方の温泉廻り。野湯や名湯もあります。鶴の湯温泉、鵡川温泉、新冠温泉、静内温泉のレポート

執筆者:郡司 勇


3新冠温泉 レコードの湯 循環 つるつるの湯   



新冠1
大きな木造の新冠温泉










新冠町の高台に出来た温泉施設。木造の大きな建築で太い柱とログハウス造りの壁が立派である。高台にあり海の見える景観も美しい。

新冠2
つるつるの内湯









湯は総計4492mgの食塩泉で33.1度のものである。透明、少塩味、少カルキ臭の綺麗な湯である。使い方は塩素殺菌の循環である。特記成分としてHS1.0mgがあるが循環のために感知できなかった。

新冠3
奇麗な赤い岩組の露天風呂










またCO3が96.7mg含有されており、つるつる感があるのが特徴である。大きな内湯と岩組みの露天風呂があるが共に循環が残念である。

4静内温泉 褐色(コーラ色)微硫黄臭 循環  



静内1
役場のような静内温泉









静内温泉は海岸より少し内部に入ったところにある温泉施設である。軒の深い平屋の入り口と奥に2階建ての宿泊棟がある。

静内2
黒湯の内湯のみである。










湯は含硫黄食塩泉(S-Na―Cl)の10.5度の冷鉱泉である。しかし湯を見ると黒湯である。濃い褐色(コーラ色、透明度60センチ)透明、少甘味、微硫黄臭であった。大きな内湯が一つのみでやや弱いつるつるのある湯である。黒湯のモール系成分のためであろう。

静内3
コーラのような色の静内温泉










使い方は循環である。この日高地方は強食塩泉の鵡川温泉、黒湯の静内温泉、鉄分のある重曹食塩泉の三石温泉など温泉がそれぞれまったく違った個性をもっており系列になっていない。ここは黒湯の個性的な湯であるが循環が残念である。





※この記事に書かれている情報は2004年10月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。


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