2鷹の湯温泉 綺麗な食塩泉。はっきりとした味覚はある。
川沿い露天風呂と、深い内湯が良い
中庭からみた鷹の湯外観 |
秋の宮温泉の「鷹の湯温泉」は中心部の湯の岱温泉より少し離れてあり、単独温泉のようである。木造2階の古びた宿ながら綺麗に使われている。
渓流に近い上流の露天風呂 |
まず宿の川沿いに7メートル角ほどの大きな源泉池があり湯気を立てて自噴湧出している。それを100メートルほど川の上流の露天風呂に引いて使っている。野趣に富んだ大きな石で組んだ露天風呂で渓流に近く、宮城県のランプの宿「湯の倉温泉」の露天風呂に似ている景観である。
宿奥にも露天風呂がある |
湯は79度の弱食塩泉で透明、少エグ味、無臭と味覚にのみ個性が感じられる。綺麗な湯である。宿の一番奥にやや高いところにも露天風呂があり岩風呂と木枠組の露天風呂がある。
圧巻は深い浴槽の内湯 |
しかしこの宿は内湯が圧巻であった。深さ130センチと100センチほどの深い立ち湯が2つが大きな長方形の浴槽で左右にあり奥にも同じほどの長方形の浴槽があってコの字型に配置されているのが脱衣場から見え風格のあるものであった。
3鬼首温泉 湯の川 6箇所ほど入浴
核心部の紫地獄の噴気 |
仙秋街道を走り鳴子温泉郷に入った。吹上げ温泉の峯雲閣に流れる川の上流は、適温からやや熱めの温度になっており、川の両側に温泉の噴出があるので遊歩道になっている。
沢の両側から熱湯が流れ込む |
湧出口ごとに名前が付けてあり、雷の湯、五月の湯、噴出泉の紫地獄、まんだら地獄、わらび湯、とちの木湯など10箇所以上の源泉があり、川に流れ去っている。最も上流の五月の湯辺りでは川の温度はまだ水に近いが、温泉湧出の核心部に近づくにつれ渓谷の両側から湯が流れ込み熱くなってゆく。
遊歩道下はどこでも入浴できる |
紫地獄辺りから遊歩道入口までの間の各所で、淵の深いところで入浴ができる。紫地獄上部とすぐ直下、雷の湯下、遊歩道入口近くなどの6箇所で入浴した。
渓流に直接入浴する |
湯は透明、無味、無臭ながら各所の噴出があるので特有の噴気臭が漂っている。
小さな淵は快適な浴槽となる |
川の水に高温の源泉が足されやや熱めの湯になっているので個性は少ないが、渓流の両側の噴気や匂いは雰囲気抜群である。温度も適温になっており高得点とした。
熱い湯が流れ込む下はやや熱め |
野趣に富んだ入浴が出来る |
※この記事に書かれている情報は2004年9月時点のものです。ご利用の際には最新情報をご確認ください。
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