新潟の温泉巡り最後は野湯や垂れ流し、個人邸などABCD温泉などとしてしまい、申し訳無い。全て許可を取って入浴するものなのでこのような記述とした。しかし寺宝温泉は良かった。
11 寺宝温泉
こだわりの湯
簡素な入浴施設である。失礼ながら、外観を見ただけで仮設風で期待感があふれる造りである。湯は27.3度の総計309.3mgと31.9度の総計473.8mgの2本の分析表がある。しかしほかにも39度の源泉もあるとのこと。それぞれ600m、800m、1050mの深度による温度の違いである。成分は薄いが、存在感のある湯で素晴らしい。特に紅茶色透明の色が美しい、味覚にも少苦味が効き、金気モール臭である。使い方が三種類あるが、すべて掛け流しである。内湯は加熱のために泡付きは少ないしかしこのモール系の芳香がこの温度くらいだとよく発揮されるのであろうこの内湯が匂いが良く気に入った。露天風呂は少加熱でやや新鮮、さらに桧少露天は源泉そのままのヌル湯になっている。この源泉浴槽が大人気である、順番待ちをして入った。浴客は皆、身体に付いた気泡で真っ白になっている。良い湯であった。
12 A温泉
源泉
長岡近郊に温度のある源泉が放置され垂れ流されている。それも立派な濃度を持った強食塩泉である。子供プールにて入浴した。透明、塩苦味、湯の香もある。道路脇で湧出しどんどん流れ去っているのは、少々もったいない温泉である。源泉は塩化物による析出物が付着している。この近くには愛隣、見附、東山、成願寺、桂、田井などの温泉が湧出し単純泉から硫黄泉、食塩泉まで点在し複雑な温泉分布を示している。
13 B温泉
(秘湯点+10)
長岡東部山沿いには温泉が層をなして点在し、一軒宿の温泉が続いている。しかしそれ以外にも硫黄臭がある、または食塩を含有などの理由から温泉として使われている場合があると思われる。この沢根の湯は、その東側の山地の沢筋にあり。個人が湯小屋として使っている温泉である。共同湯のような瀟洒な小屋で趣がある外観である。湯は透明、無味、無臭で塩分も硫黄分も感じない。経年変化で只の沢水に変わったのか?不明だが現時点では温泉とは言えないと思った。しかし風雅な湯小屋で、所有者は休日などにこの沢に来て、ゆっくりと寛ぐのであればすばらしいであろう。