温泉/関東の温泉

奥多摩と秩父周辺の温泉 秩父と奥多摩の温泉1(2ページ目)

東京の近郊の温泉は以前制覇したので再訪が多いが、新発見もあり充実した温泉巡りとなった。奥多摩から始まり秩父、甲州へと廻るレポートの第1回

執筆者:郡司 勇

4 奥多摩温泉 
 もえぎの湯  
透明、無味、無臭 循環 CO3 75(56.7%)
わずかなつるつるあり       

奥多摩町の氷川に温泉が湧出しその源泉近くに出来た温泉センターである。19度のフッ素規定泉で総計273mgのもの。HSの0.6は感知できなかった。透明、無味、無臭の循環でCO3が75mgによって弱いつるつるがあった。谷に沿った露天風呂は清々としていて気持ちが良い。

西多摩郡奥多摩町氷川119-1  0428-82-7770 
9時30分から21時30分(12月から2月は19時まで)750円/2時間

5 松乃温泉  水香園   (再訪)
「アプローチの良い温泉ながら静かな離れの宿」

 単純硫黄泉 PH10.1 HS2.1 S2O3 2.8  循環
★つるつるやや強し 透明、たまご味、腐卵臭  

青梅線の川井駅より徒歩で行けるアプローチの良い温泉。しかしながら清冽な多摩川の流れに寄り沿っていて静かなところである。宿が瀟洒な離れの造りで素晴らしい。昼食休憩もベターである。

湯は14.9度の単純硫黄泉で総計293mgの鉱泉である、しかしHS(硫化水素イオン)を2.1mg、S2O3を2.8mg含有し総硫黄4.9mgとなっている。浴槽は循環が残念であるが、源泉蛇口が付いており透明、たまご味、少硫黄臭の良い湯が出る。またこの地域では屈指の「つるつるやや強し」で入浴感が良い湯であった。

西多摩郡奥多摩町川井  0428-85-2221  
10時30分から15時30分 (要問合わせ) 1000円

6 名栗温泉  さわらびの湯  (再訪)
「シルバーに輝く現代的な木造建築の温泉センター」

 フッ素で規定 HS 0.8はなし  
 透明、無味、無臭 、循環   

名栗は都心に比較的近いにもかかわらず、自然が残り貴重な地域である。名栗湖のダム下に「さわらびの湯」という温泉センターがある。木造の現代建築で屋根がシルバーの現代的な外観である。ホールは大きな吹抜けとなっていて白木の構造体が見えて豪放である。

湯は16.5度のフッ素規定泉である。HS(硫化水素イオン)が0.8mg含有されているが感知できなかった。透明、無味、無臭の清澄な湯であるが循環が残念である。

入間郡名栗村下名栗682-2  0429-79-1212 
10時から18時  水休み 800円/3時間

7 両神温泉  薬師の湯  (再訪)
「両神山のふもとのつるつるの温泉」

 新装なっていた。HS 2.0 S2 0.1は感知できず
 透明、無味、無臭 ややつるつるあり

両神山は深い森林に包まれ長いアプローチがあるが、麓の両神村にある温泉。内湯のみの大きな施設で以前訪問したときは小さな造りであったが改築され大きくなった。21度の単純硫黄泉で総計614mgの温泉である。透明、無味、無臭でHS 2.0およびS2 0.1mgの硫黄分は感知できなかった。食塩も含んでいるがメインは重曹分でCO3も76.1mgと量的には多いのでつるつるした浴感となっている。国民宿舎にもこの温泉が引かれているので機会があればそちらも観察してみたい。

秩父郡両神村薄2380  0494-79-1533  
10時から20時  600円
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