温泉/甲信越の温泉

小谷湯の滝、炭酸野湯、白馬アルカリ日本一 文化財の宿と天然湯の滝(3ページ目)

湯量豊富な小谷温泉や白馬周辺をまわります。熱湯沢の野湯が豪快。白馬塩の道温泉は炭酸分や塩分が豊富。白馬八方は日本一のアルカリ度を誇っています。

執筆者:郡司 勇

11 若栗温泉   乗鞍荘  
色付きのよい湯、茶褐色、少苦味、金気臭+湯口硫黄臭

小谷村には北アルプスの斜面に3つのスキー場がありそのうち白馬乗鞍スキー場に温泉が湧出した。乗鞍荘で入浴できる。総計57.5度の重曹泉で総計は1364mgと少ないが充分に良い湯である。3mgの鉄分が良く主張し、黄色褐色の個性的な湯で少渋味がある。匂いは金気臭と湯口では硫黄臭もある。掛け流しで利用されており新興の温泉ながら充分合格点であった。

12白馬塩の道温泉  倉下の湯(再訪) 
炭酸の泡が湯口に出ている。匂いがよい。

HCO3が5317mgもある含重曹食塩泉で総計13970mgの温泉である。この倉下の湯が源泉である。CO2が384mgであるが48.1度としては良く残り、湯口は炭酸の気化で水滴が踊っている光景を見ることができる。食塩泉によく見られる濃い赤褐色の湯で透明度は25センチほどである。塩甘味がメインであるが炭酸味が強く残り、炭酸泉に多い甘い金気臭もある。露天風呂のみの施設で新鮮な掛け流しの湯は満足であった。

13 白馬八方温泉   小日向の湯(再訪) 
最初つるつる あとキュッキュッの湯

白馬に来たらアルカリ度NO1の温泉である八方温泉に寄らずにはならない。久しぶりに小日向の湯に来た。透明、アルカリ性特有の苦味、無臭の湯であるがアルカリが肌を溶かすのか初めは弱くつるつるするが2こすりくらいでぺたぺたと張りつくような感触になる。大きな岩が男女の境になった豪快な造りの露天風呂で好きである。
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