6クレイン茅沼温泉 ペンション未知標
強食塩泉 函館湯の川温泉に似ている
新興の別荘地に湧出した温泉。北海道や九州などは別荘地の販売戦略のひとつとしての温泉掘削が多く、新規温泉数に含めているので湯巡りがたいへんである。自分勝手ながら温泉が商品価値を持って取引されているのはなぜか納得が行かないが、湯が良いことも多く廻っている。クレインかや沼温泉はペンション未知標という施設があって入浴可能である。小さな民家のような外観のペンションで新築である。さて湯はタイル貼りの内湯で48.4度の強食塩泉であった。総計18390mgで透明、強塩味、微金気臭と記録した。清澄な純食塩泉で食塩の割合が高い。極薄くささ濁りになっているのが雰囲気を高めている。湯を放置しておくと表面に塩が固まるとのこと。味覚もその状態も函館湯の川温泉と似ているなと思った。
7ルルラン温泉 ホテルテレーノ
味幸園やG温泉と同系
奇麗なホテルの温泉。標茶周辺の濃いモール泉の特徴でコーラ色、少たまご味、鉱物的芳香あり(硬質)毎分600リットルの源泉で掛け流し多量である。ここも湯の表面に泡が少々浮遊しており新鮮な雰囲気はある。48度で総計927mgであるが色と味覚、匂いともに存在感が大きくつるつるもある。もっとも存在感のある単純泉だと思った。前に4ヶ所もモール泉をはしごした後であったのでやや点は低いが基本的には味幸園やG温泉と同系と思われる。
8富士温泉
コーラ-色、良い湯 この辺はレベル高い
温泉宿であるが外観的にも営業形態も銭湯的な感じの温泉。テレーノとほぼ同系の温泉で47.7度の総計834mg、毎分480リットルの湧出である。HSが0.6mgありコーラ色(40センチ)、少たまご味、微硫黄臭と記録した。食塩系であるが21.6mgのCO3もありつるつるである。掛け流しの円形浴槽と角型浴槽があり浴室の風情は良い。
9藤花温泉
新鮮味にやや欠ける コーラ色
駅前ビジネスホテル風の温泉。浴場の換気が悪く蒸れて高温になっているのが残念。湯は富士やテレーノとほぼ同系ながら浴槽の縁から溢れていない。また気泡の存在もなく黒い湯溜まりのような外見になっている。弱く掛け流しされていると思われるが前2つに比べ減点要素が多く見劣りしてしまった。地域のレベルが高いので絶対評価としては良いのであろう。
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