奥鬼怒には川俣温泉、女夫淵温泉や加仁湯温泉、八丁の湯、日光沢温泉、手白沢温泉など山奥にひっそりと佇む温泉があり、秘湯として紹介されている。近年では有名温泉になってきているが、それでも日本有数の山奥の温泉である。また川俣湖の上流で鬼怒川と分れる湯沢には温泉が数ヶ所湧出していて川に流れ放しになっている。いわゆる野湯である。数年前から多数の書籍にて報告され楽しみにしてきた。ここの5ヶ所の湯に行ってきたので報告します。

1 栗山ガソリンスタンドの湯

新潟の温泉巡りの後に栃木県の奥鬼怒の湯沢に行った。越後湯沢駅で泊まり朝一番の新幹線で宇都宮に行った。以前四季の湯に入ってから5年ほど経ってしまった。ここも同じ湯であろうがCO3を含んだ単純硫黄泉であろう。透明、少甘味+弱たまご味、弱硫黄臭の良い物であった。


2 奥鬼怒湯沢 広河原の湯 
 
さて湯沢の野湯の第1湯は一番大きな広河原の湯です。

奥鬼怒湯沢にテント泊で行った。行くまではかなりの難行を覚悟したが整備された歩道でハイキングには丁度よいコースだと思った。翌日は雨で残念であったが初日に全てのコースを廻っていたのが幸いであった。

ゲートのある林道入口には11時15分着、そこから林道を歩き山道入口には11時40分着であった。全体にトラバース気味の下り道で渡渉2回で広河原着は12時35分であった。コンクリートに固められた源泉から出る温泉は50度強の硫黄泉である。透明、たまご味+甘味、硫黄臭で含硫黄重曹泉だと観察した。

塩の含有は少ないと思われる。黄色い析出物と匂いの感じから硫黄分はH2S型であろうと推測した。川との合流点の約30センチほどのやや深い砂地で入浴したが熱いくらいで素晴らしい。この後上流から帰りついて夜にも入り堪能できた。砂は微量の鉄分があるのか黒色になっており入浴すると墨湯のようである。夜に一人で入浴すると孤独と湯の感触を良く味わえてテント泊の良さが味わえた。

3 崖の湯
 
小さな沢に少量の水が流れているが、この水は歩道のところでもやや温かく30度を越している感じである。崖を登って行くと岩の全体から湯気の出ている中房温泉のような源泉がありその直下は熱く40度後半である。途中の沢の流れの落下点に寝転び入浴する。源泉から30メートル下付近が適温であるが時間をかけて適度な大きさの浴槽を造らないと辛いものであった。透明、弱たまご味、微硫黄臭で広河原より薄いものであった。


4 噴泉塔の湯 

噴泉塔は3段の滝の下にあり、断崖にあり登山の沢登りで言えば、核心部にある大きな滝壷のひとつで下流から行くのも川原毛の滝下のように周囲を壁で囲まれた滝壷に下って行き、また上流に行くにもロッククライミング的な滝の高度差を乗越さなくてはならない。沢登りで言えばF1であろう。

この沢の難所的な地点に湯が湧出している。噴泉塔1メートルほどのちいさなものでその先の滝横の壁から湯が滝壷に落下している。これを打たせ湯のように浴びようと思うが激熱でほとんど滝壷の冷水に入った背中に熱い湯が滴るのみといった入浴状態で満足には程遠い。手前右側の斜面にある湯は湯量が多くたくさん淵に落下しているが 入浴できるところがない。すこし下に岩を刳り抜いた一人用の窪みに入浴した。砂を巻き上げて灰白濁し、硫黄苦味、少硫黄臭の湯であった。
 
5 せせらぎの湯

ここも広河原と同じくコンクリートで固められた源泉湧出口より溢れ放しの源泉で激熱で噴気も多い。湯は一番濃い硫黄泉と思われたまご苦味が強く硫黄臭も多い。噴泉塔の湯をよく観察できなかったが、湯沢では一番良い湯であろう。

川に流れ込む地点で流れを石で被い小さな水溜まりを造り熱い冷たい交互入浴となったがこの良い湯をじっくりと楽しめないのは残念。ここでは子供プールに溜めて置いて時間を掛けて入浴したい湯であった。湯沢行きには子供プールが複数必要であると思った。

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