南紀勝浦周辺は良い温泉がたくさんあります。
その中でも大ホテルの浦島は表情の違った硫黄泉
が多種有り充分に満足できる温泉である。
浦島とその周辺のレポートです
1.ゆりの山温泉
38.5度 単純硫化水素泉は多量の掛け流しで
湯量豊富しかし毎分126リットルであった。
完全に使い切っているのだろう
HS-9.2 H2S 2.4 は硫黄臭よりもたま
ご味が勝っている感じ。泡はずっとじっとして
いると付く少ないものである、つるつるもほぼ
なし。しかしなぜかここの湯は好きだなあ
2.奥ゆりの山
ここは地元専用なので許可を取らなくては
なりません。民家を訪れ許可を得た。鍵を受け
取り入浴する。かなりのバラック具合に驚くが、
中には湯量豊富の温泉がポリバスに掛け流し、
硫黄は少ないが泡付きは多い、異常につるつる
するなと思うとあわの付着によるものとわかった。
湯自体はゆりの山と同じくつるつるなし。
3.ゆかし潟北岸ブロック小屋
ここは驚いた、青森の苦木温泉の上をいって
ました。高さ1.2メートルほどのブロック小屋
はかがんで入るほど低く、中の井戸の周囲は
30センチほどの糸状の固形物が垂れ下がり
あまりの様相に少々びびる。
しかし入口部の青いビニールホースの先より
流れでているのを浴びる。35から36度ほどの
ゆりの山と同系の湯。横に使われていない露天
の浴槽あり。ここはあまりにフリークすぎる。
4.勝浦温泉 海のホテル
2500湯の松田さんお勧めの湯、たしかに
掛け流しの源泉100%だが浦島の硫黄を知っ
ている身にはこれが勝浦?と物足りない。
ゆりの山を薄くした感じ。
やはり旧湯川温泉いまの紀代門の湯
がこの同系の温泉では一番良い記憶であった。
5.勝浦温泉 浦島
ハマユウの湯 ここの湯が一番良かった、
白濁を通り越して食塩硫黄泉系特有の黒い
湯の華が多くほぼ灰色になっていた。
HS― 47.7
湯をかき混ぜると下から黒い粉のような
沈殿物が湧きあがり黒灰色に変わる、少し
たつと澄んで白くなってくるという温泉
マニア垂涎の最高の湯。露天が一番良い
ごんど浴場 良いという報告があるが、行っ
たときと配合を変えていたのか? 6つの湯
の中でも薄めの湯、ほぼ透明で飲むと硫黄
は感じるが他よりはうすめ。
しかし連絡船付き場の内海が見えて景色は良い。
玄武洞 白濁の良い湯が入っている。
良い湯である。忘帰洞の入口より左側中
ほどの湯と同じくらい
磯の湯 ブシューという音と共に噴出する
湯の音になぜか良く感じてしまうが、
湯もなかなか良い薄く白濁しているが、
混ぜてないといった濃さを感じる。
HS-27 H2S 7.5 計6240
山上の湯 展望抜群の湯
湯もよいがなによりもこの展望は美しい、
透明だがしっかりとした塩分と
硫黄はある。HS- 33.5 H2s 2.4
忘帰洞 右側(夕方男湯)は一番海側のみ
良い湯、しかし薄い源泉を足していて、
湯に濃度のグラデーションができている。
洞窟の奥のほうは、一番あっさり目の
源泉使用で
透明、やや塩、弱い硫黄で弱食塩泉のよう??
左側には玄武洞程度の濃い湯が入っている。
よって左側(朝男湯)のほうがずっと良い。
6.めざめ温泉 国民休暇村南紀勝浦
透明、無味、少塩化物臭 計3665にしては成分を
感じない。
延命地蔵の湯は休業
7. 那智温泉 丹敷の湯
清澄な湯、ミネラル水のよう。
8.太地 花のホテル 太地リゾート
海を眺める美しい露天あり。露天は個性
なし。内湯は透明、弱食塩味、少硫黄臭
食塩泉 33.5度
9.湯の谷 ポリバス
30度くらい 透明、ややたまご味アルカリ特有の甘味、
硫黄臭あり、よわいつるつる。
暗かったがすぐみつかった。
10. グリーンピア南紀
透明、無味、微鉱物臭 39.1度 242mg
11. 橋の川温泉?
奥ゆりの山の十字路をひだりに50メート
ル行くと枕木のような橋のたもとに塩ビ
パイプからの多量の湯が出ている。湯の
量と温度から奥ゆりの山の下流
捨て湯と推測
12. 美山温泉 療養温泉館
66.1度 純重曹泉
Na759 HCO3 1925 その他の成分は
ほとんどなし。やはりつるつるやや強し
の良い湯、湧出11リットルの
ため循環は残念。
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