名湯「西山温泉」に行きます。その後会津盆地や飯豊山の山麓の温泉を廻ります。
4柳津町温泉 つきみが丘町民センター
前日は西山温泉のどこかに泊まろうと思っていたが、なぜか気まぐれで津川に行ってしまったので新潟県から会津に戻り本日のメインの西山に向けていく。途中柳津に寄る。なんとこの地域に相当期間来ていなかったので、西山の引き湯であったのが柳津で独自源泉となってから初である。これはいかんと、どこが良い湯なのかいろいろと聞き込みした結果、丘の上の町営施設に行った。46.8度の食塩泉で結構良いではないか。薄い黄色透明、塩甘味、無臭のもの分析表はなかったが5から7グラムの食塩泉で西山より濃いかもしれない。源泉が良いので一部加水が残念である。
5西山温泉 老沢旅館
今回の西山は、荒湯源泉と神の湯源泉に行こうと思い出かけたが荒湯は茹で玉子のできる小さい源泉に山菜取りの人が弁当を広げていたし、源泉施設には雪解け増水のため渡れないし。神の湯はカラのプレハブ湯小屋のみのロストであったので老沢に入る。有名なコンクリート3連浴槽は壁が改修されたが雰囲気は残っている。透明、塩スープ味、無臭 硫黄を感知できなかった。
6西山温泉 下の湯
こちらは総計5352の食塩泉であるが、硫黄がよく感知でき透明白いたまごスープ状湯の華浮遊、塩スープ+弱いたまご味、焦げ硫黄臭ありのもの。Hs0.9 H2S 1.7にしてはなかなかの表現であった。宿や浴室の鄙びもあり昔ながらの良さを伝えていた。
7洲走の湯
民芸調の外観は良さそうと思わせるが湯は個性なし、田の中一軒宿。単純泉、蒸発残留252 pH8.8
8ばんげ温泉 糸桜里の湯
54度の単純泉 センター系施設の湯である。総計834 食塩重曹系。露天がいちばん温泉らしいが弱い掛け流し+強い循環。しかし湯は個性を留めている。薄褐色透明、少鉱物味、モール臭あり。加工していなければ単純泉の個性のあるものとして、良い湯と思われる。源泉直に入ってみたいものだ。
9坂下温泉 磐鏡荘
29度の弱食塩泉、総計約3000 循環加熱であろう 薄黄色透明、弱塩味、少塩化物臭 小さな内湯1つ小きれいな改修済みの内湯のみであるが成分通りの湯であろう。
10津尻温泉 滝の湯
ほぼ坂下と同系の湯 3392の弱食塩泉 薄緑、弱い塩味、無臭、のもの。こちらも小さな一軒宿。塩味は坂下より薄いので薄めている可能性あり。
11高郷温泉 ふれあいランド
アル単、54.4度 (石膏芒硝系)Na129(48%)Ca114 (49%) SO4 488(90%)というもの。一般的センター系施設。透明、微辛味、無臭 硫酸塩系のセンター施設ほど観察に時間がかかるのはない。なにせ弱い薬臭や苦味を感じ分析表との対比をしなくてはならないためである。美しい景色や浴槽にも惑わされず湯の観察をしてしまうのはすでに温泉に憑かれた病気となってしまったように思う。
12あいず野沢温泉 天寿の湯
温泉に入って温泉地別に数えて2999となった。ビジネスホテルなのだろうがラブホとも思わせる外観の建築、NaCa-Cl泉の掛け流しで実によいではないか、個性は薄いがほのぼのとした湯である阿賀野川沿いで対岸に源泉がある。透明、少塩味、無臭のやさしい温泉。