8濁川温泉 新栄館
弱食塩泉、透明、少塩味+石膏粉味、焦げ石膏臭+少油臭。析出物の多い内湯。厚く盛り上がった析出物は炭酸系のものと違うような気がする。甘いような焦げたようなセメント臭がするので石膏と思った。女湯が違うとの情報だったので客は私一人のため入ってみたが特に特徴はなし、透明、無味、無臭のものであった。以前訪れたカルデラ温泉のものと同系のもの。
9砂原温泉 内浦荘
30.7度の含重曹食塩泉 総計3085 透明、少えぐ味(少塩+弱重曹味)、無臭。3グラムの食塩泉通りの感触である、個性の多い湯続出の中にあっては印象が薄くなるのはこの温泉にとっては残念。
鹿部間歇泉公園 改装後2回目
木造の小さな共同湯の「鶴の湯」に間歇泉が流入するという奇跡的な共同湯がなくなって残念であるが、噴出口の上に蓋がしてあったのが取られていて間歇泉が鑑賞できる。足湯のみある。総計3938の食塩泉 93.6度
10 鹿部温泉 亀の湯(再訪)
記憶が薄くなっていたので再訪する。透明、塩味、弱い塩化物刺激臭のタイル貼り銭湯。分析表は発見できなかったが間歇泉よりやや濃い6グラムほどの食塩泉と推測。
11 磯谷温泉 野湯 良い湯
硫黄泉 黄色析出物多し、少たまご味+やや苦味、硫黄臭強し。滝状に流れおちる源泉垂れ流し。打たせ湯のように浴びるが厳冬期の今でも強烈に熱い。林道は途中から車が進まなくなってくるほどの積雪で降りて徒歩にて行く。
12 大船上温泉
含硫黄食塩泉(H2S型) 72.5度 総計1902 HS4.5 H2S 20.1 S2O3 0.7 白濁、硫黄苦味+微炭酸味+弱食塩味、硫黄臭多し。良い湯である。
13 大船下温泉 改装されていた
冬はヌルイのか大量の掛け流しであった。上の湯より新鮮なため薄い白濁、たまご味+塩味(上の湯より濃い)、硫黄臭塩は上の湯より濃いが硫黄は薄いか?
14 大盛湯
ここと山内温泉、根崎湯の3ヶ所は熱帯植物園内の同じ源泉。総計9099の土類食塩泉 64.8度。成分に596のCa 190のMg 148のKを含み土類系の苦味もある。陰イオンも3953のClのほか816のSO4 875のHCO3 もあり甘味や薬味も混じっている湯。
総合的には透明、塩苦味、無臭であるが微妙には以上の特徴も併せ持つ。
15 山内温泉 長生湯
大盛湯と同じ湯のはずであるがなぜか苦味が少なく感じた。鄙びた銭湯でコンクリート浴槽に床の析出物多く好きな風情である。小判型の浴槽は素晴らしい使い込まれ方で気に入った
16 永寿湯
比較的新しい銭湯。独自源泉は総計9041の土類食塩泉で植物園源泉とほとんど同じ内容。タイル貼り浴槽は熱、中、温の3浴槽に別れている函館一熱い湯の触れ込み
通り65度の源泉を多く使っている熱浴槽は手も入れられないほど、温浴槽でも私には激熱であった。
17 根崎湯
透明、塩苦味、無臭 白いタイル貼り浴槽。いまは植物園源泉は濾過しているが昔は塩やカルシウムが表面に膜を張って一日置くと表面に字が書けたとの垂涎ものの話を聞いた。そのころに来たかったものだ。
18 日の出湯
根崎湯のとなりであるが独自源泉の銭湯。含重炭酸土類石膏食塩泉 65度
透明やや白濁、塩スープ味、塩化物臭+弱硫黄臭あり。函館湯の川で一番気に入った良い湯。先に根崎湯で聞いた話がここで現出していた。析出物多量で、床はうろこ状になり湯道は黄色白色に美しく析出している。源泉から引かれている樋に雑巾を乗せて湯量を調整する原始的なもの深い湯船は熱めの湯が多量に入っていて強烈に暖まる。
19 にしき湯
スーパー銭湯的施設であるが源泉浴槽が別にあり療養泉として掛け流しで利用されている。独自源泉であり湯の川一般の泉質である。透明やや濁り、塩薬苦味、微臭素臭。63度 食塩泉 総計8973 600リットル
20 湯の川温泉 ホテル入川 良い湯
函館の銭湯温泉にはまりすぎ、帰りの飛行機に乗り遅れてしまった。任意にここに決めて泊まったが良い湯の独自源泉でラッキーであった。黄緑色透明、塩苦薬味、塩化物臭 ここや日の出湯のような色付きの食塩泉が本来の湯の川なのであろうと
思った。植物園源泉でも良いが加工されている感が強くこちらに入ってしまうと評価が下がってしまう。
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