温泉/東北の温泉

湯沼,鈴沼,まほろば,栗子温泉 山形の温泉巡り5と福島の湯

4の続きです。後半は福島の飯坂温泉周辺や岳温泉にも入る。湯沼温泉,鈴沼温泉,まほろば温泉,栗子温泉,天王寺温泉,穴原温泉,岳温泉のレポート。

執筆者:郡司 勇


21.湯沼温泉 駒草荘  
 単純硫黄泉 30.7度 総計100.5 透明、微甘味、微々硫黄臭。源泉を加えながら循環加熱HS‐1.4は弱いがかろうじて残る。田圃の中の一軒宿で郷愁を感じるロケーションは好感する。

22.鈴沼温泉   
 単純泉 26.8度 総計520 透明,無味、無臭。鈴沼の近くの仮設風施設。外観をみてこれは良いのではと期待するが、それだけで終わる。個性なし、循環。

23.まほろば温泉 むくどりの夢館温もりの湯 
 高畠駅舎の太陽館の源泉。こちらから送っている。瀟洒な和風木造の小施設。アル単泉 41.5度 透明、無味、無臭。滑らかな湯、(<すべすべ<つるつる)掛け流し、個性はないが縁からどんどん流れ去る湯を見ていると良い湯と思わせてしまう。

24.栗子温泉 Hバレーブランシェ  
 単純泉(食塩系)60度 総計854 国道13号沿いホテル3階の展望風呂、透明,無味、無臭 

25.天王寺温泉 おきな屋  
 単純泉(芒硝系)58.8度 総計837 天王寺源泉は財産区の管理でおきな屋ととなりの一軒そして対岸の穴原の共同湯で使っている。透明、微たまご味、無臭であった。分析では硫黄の記述はないがわずかに感じられる。

26.穴原温泉 吉川屋  
  穴原の4軒の旅館は独自源泉とのことで最大の吉川屋に行ってみた。アル単泉 61.8度 総計944 HS0.6こちらの硫黄は逆に感じられない。造りの良い風呂であるが湯に個性なし。露天は弱くなめらかな湯。しかしロケーションは抜群で足元に豪快に流れる渓流は絶景。

27.岳温泉(再訪) アークホテル泊  
 酸性泉 58.3度 PH2.4 総計723 夕方に行くとの連絡をしていましたが9時になってしまいました。入浴をお願いし10時の最終で帰る予定でしたがご主人さんと話が盛り上がり泊めていただきました素泊まり3800円に大サービスでした。さて湯は ★H4.0 Ca29.6 Al20.9 SO4 433 H2SiO3(メタ珪酸)127 遊離硫酸 0.6 の酸性泉で主に硫酸と明礬と石膏の含有。掛け流しの量が多いので硫黄が析出せず透明である。岳温泉は白濁であった記憶がここで覆った。しかしよく観察すると湯の花がちらほらあるが少ない。味は酸味で歯がギシギシになる強力版である。硫黄臭は少なく微硫黄臭と記載。草津を思い出した。風雅な露天風呂もある。脱衣室が木の床で気持ちが良かった。
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