温泉/東北の温泉

新潟県の温泉巡り1

新潟県の北部には個性的温泉があります。というのは油田地帯で油を含む食塩泉だからです。この周辺をレポートしました。

執筆者:郡司 勇


郡司@大森です。
新潟県北部の温泉を紹介します。油田地帯のため個性のある湯でした。

1.聖篭観音の湯 
52. 2度の強食塩泉 総計30710 薄褐色透明、強い塩味、臭素臭多し。
Br 112 I 74 NH4 8.0
ジャグジーになっていない内湯は泡付きによるつるつるあり。循環と思われるが良い湯。臭素の匂いが存在感を増している。

2.村松浜温泉  ふれあい館
75. 3度の強食塩泉 総計32540 黒灰色、強塩味、臭素+強い油臭。二,三割の加水だが源泉も触れられる。油分がちょうど高友旅館のように泡となって浮かんでいる。平米あたり50個ほど浮遊。表面は油分の干渉で虹色になっている個所あり。個性の強い湯で長沼の黒バージョンといった観察。

3.西方の湯
親鸞の巨大像がある宗教法人の湯。浴室に入るなり油臭がかなり強くする。しかし数分するとこれに便所臭も加わっていることがわかった。70度の強食塩泉。総計30180 このにおいは確実にアンモニアであろう。NH4がいままで見たこともない数値の129.2、沃素Iが93.7も多い。実際は工業用。
沃素の採取もしているとのことで湯の中に大きくこぶし大に浮遊する黒いもやもやの成分は沃素とのこと。天然ガス採取用の穴から昔からでていた源泉とのこと日本鉱業(現ジャパンエナジー)の所有。ここは昨年12月オープンだが、自己資金で施工してきたため17年以上の歳月がかかってしまったのでもうすでに鄙びがきている。あずき色(20センチ)、黒い弾力ある湯の華多し、油臭+少臭素+トイレ臭。色が珍しい。

4.樽が橋温泉
温水プール主体の施設、アル単泉 41度 透明、少甘味、無臭 CO3 35.6 
つるつるの湯。


5.胎内温泉
個性なし。Na-HCO3、Cl泉とのこと。18度

6.貝屋温泉
単純硫黄泉 15.3度 透明、たまご味、硫黄臭あり。
源泉を加えながら加熱循環。源泉は良い。奥に源泉が溜まりがあり、こちらに入りたくなる。

7.新発田温泉  あやめの湯
Na-Cl、SO4泉 42度 総計8992 緑褐色、塩甘苦味、少薬臭+微臭素臭。除鉄装置の使用にしては良い。塩原の湯に似ている。スタンドは赤い湯だよとのこと。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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