原寸大の『モナ・リザ』が!
ジオラマも興味深い第2室「廃墟の間」
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石積みで覆われた薄暗い第2室。第1室とは雰囲気が一変 |
第1室の絵画を堪能したあとは、なんだか暗い石積みのエリアへと入ります。第2室「廃墟の間」は、ルーヴル美術館の「影」の部分を表現。城の砦跡をイメージした造りは、ときには流血の舞台にもなった、ルーヴル800年の重い歴史を感じさせる荘厳な雰囲気です。
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ルーヴルの地下に迷い込んだような展示室に『モナ・リザ』 |
ガイドが一番楽しみにしていたのは、やはり『モナ・リザ』。ルーヴル美術館にある本物の『モナ・リザ』は、とてもこんな近距離では見られません。原寸大の世界的名画……。その永遠の微笑をガイドもじっくり鑑賞しました。
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『モナ・リザ』の隣にある絵をジオラマで再現しています |
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ジオラマに寄ってみると、そこには小さな世界が…… |
そして、その隣にある絵画『廃墟となったルーヴルのグランド・ギャラリーの想像図』にも注目してみてください。よ~く、この構図を見たあとに、室内を見渡してみましょう……。絵とまったく同じ構図のジオラマが置かれています。その奥行きの深さ、細部までこだわった造りに思わず感動。まさに、絵画から人間が飛び出してきたような、そんな不思議な感覚になりました。
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ガラスのピラミッドの近くにミイラの棺があります |
ほかにも、小さな井戸やエジプトのミイラの棺、城砦発掘作業の資料写真や歴史的事件を描いた絵画なども展示され「光」だけではないルーヴル美術館の、もうひとつの顔を実感できます。
これで企画展示は終了ですが、なんだか、もう1回見たくなって、第1室から再度入室。何度でも見られるのも、うれしいですね。
企画展示に関連した
新メニューやオリジナル商品も登場
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フランス風のサンドウィッチ「自家製パテと野菜のカスクルート 1000円」 |
「小さなルーヴル美術館」展に関連して、館内のカフェ「麦わらぼうし」では、フランスの日常的な料理を新メニューとして提供しています。写真のメニューのほか、フレンチフライポテトがボリューム満点の「山盛りポテトと食べるビーフステーキ 1500円」、フランスの伝統的煮込み料理「豆とお肉のカスレ風スープ(パン付) 900円」、フランス生まれのデザートをアレンジした「アーモンドの白いプリン 470円」といったラインナップ(メニュー・料金等は変更の可能性があります)。
また『紅の豚』の空賊の名前が店名のショップ「マンマユート」でも「小さなルーヴル美術館」展に関連したオリジナル商品を販売しています。「魚型堅樋ペン 2940円」や「絵画シール 315円」、さらにはデザインがとっても楽しい「ポストイット 577円」なんかがあります。どれも魅力的ですよ(料金等は変更の可能性があります)。
©Museo d'Arte Ghibli
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