フリーツアーの延泊を利用して節約する
予算を考える場合、単純にそれぞれの交通機関やレンタカーを加算するだけじゃダメ。特割など各種航空券の割引や、レール&レンタカーのように交通機関とレンタカーを組み合わせた割引制度を積極的に利用しよう。
また、なんたって安さで言えばツアーに勝るものはない。日程によっては、片道の飛行機代以下で2泊3日楽しめたりするほどだ。ツアーと言えば観光バスで決められた場所を回り、無理やり土産物屋で時間を取ったりするものと思いがちだけど、往復以外はほとんど自由時間というフリーツアーも多いし、片道に寝台特急を利用するものもある。その多くは2泊か3泊程度だが、これも延泊やレンタカーの延長利用が可能な場合がある。自分の行きたい目的地のフリーツアーを探してみよう。
北海道ツアーランド
北海道へのツアー情報を出発地、目的地、出発日、期間などで検索できる。ホテルやレンタカー情報も。
日程が決まったら、現地情報を調べ上げよう
知床半島の付け根、清里町にあるさくらの滝。次々にサクラマスが滝へ飛び上がっていく |
ほとんどの人にとって、北海道ドライブなんてそうそう何度も行く機会はないはず。それだけにある程度立ち寄る場所は考えているだろう。
でも、広大なだけに、1冊や2冊のガイドブックでは情報は網羅しきれない。せめて北海道の中でもエリアに分かれたガイドブックで情報をつかんでおこう。基本的に出たとこ勝負のドライブの方が好きな僕でさえ、北海道へ行くときにはネットなどでかなり情報を仕込んでから行くことにしている。
大体の予定が決まって旅のイメージができたら、さらに詳しい情報を探そう。ネット上では、まずは目的地の自治体のサイト。今年の夏に向けたイベントなど新しいものがアップされているかもしれない。
そして最後にクチコミなどのピンポイント情報。北海道を旅する人は多いから、実走レポートやクチコミサイトはたくさんある。最後にするのは、全体のイメージができないうちにいきなりディープな書き込みを読んでも吸収できないからだ。直接北海道関係のサイトを検索するのもいいけれど、例えば自分が興味を持つジャンルの名と「北海道」を組み合わせて検索すれば、思わぬものが出てくるだろう。
海岸の崖でアンモナイトの化石が拾える場所(これは霧多布近く)、7月にはサクラマスの群れがジャンプして登っていく「さくらの滝」(清里町)など、ガイドブックにはほとんど出てこない情報が山ほどあるんだ。
見つけた情報は、その鮮度を確かめた上で(古くなっていることもあるからね)、気になるものは現地へ持っていくドライブマップの上に書き込んでしまうのがいい。レンタカーにはたいていカーナビがついているけれど、ドライブマップもこういう使い方をすると絶対役立つ。
もちろん、気になる情報のページをそのままプリントアウトして行ってもいいんだけど、そういうのって現地ではなかなか見ないから、気がつけばすぐ近くを通り過ぎていたりする。どうせすぐにまた行くわけじゃないのだから、地図に直接書き込んだって問題ないでしょ。
北海道ぐるり旅
北海道観光連盟による、北海道旅行のポータルサイト。最新イベント情報や、地図から作れるドライブルート、モデルプランなど盛りだくさん。すぐに行く予定がない人も、メールマガジンを購読しておくといいかも。
オールアバウト・北海道ガイド
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■夏の北海道を走ろう! 現地編