ドライブ/ドライブ関連情報

静かな海辺で貝拾いなんてどう?(3ページ目)

海辺のドライブは、実は冬こそ楽しい。雪の心配はあまりないし、クルマも少ない。夏は有料駐車場だったり、進入禁止の場所も、冬は普通に入れたりする。晴れた日を選んで、たまには海辺で貝拾いなんてどう?

執筆者:上田 泰久

浜辺で拾えるタカラガイミニ図鑑


貝殻の中でも人気が高いタカラガイ。丸っこい形で、ほかの貝とは比較的区別も付きやすい。ここでは関東周辺でも比較的よく見つかる代表種を紹介しておこう。
メダカラ
メダカラ日本のタカラガイ類中唯一、青森県まで分布している種類。関東周辺でも最も数が多い。名前は背中にある黒い斑を目にたとえたものとか。打ち上げられてすり減るときれいな紫色になる。
チャイロキヌタ
チャイロキヌタ茶色の地に濃い色の帯が浮き出ているのが特徴。腹側は真っ白。すり減ってくるとやや明るい色になってくる。大きさはメダカラと同じくらい。
オミナエシダカラ
オミナエシダカラ別名チチカケナシジダカラとも呼ばれるように、背中の斑点をミルク色の層が覆っている。打ち上げではこれも紫色になっているものが多い。
ハツユキダカラ
ハツユキダカラふくらみの強い形で、灰色に少し緑がかったような地色に白い水玉模様がある。ツヤの残ったものは陶器のような感じできれい。
ホシキヌタ
ホシキヌタ三浦半島や房総半島で普通に拾えるタカラガイの中では最も大きく、6cmを超えるものもある。茶色の地に淡い星の模様が散らばっている。
シボリダカラ
シボリダカラ青灰色の地に白い斑点を散らした中型のタカラガイ。腹側は「歯」といわれる刻みがやや長く伸びている。大きいもので3cmくらい。
サメダカラ
サメダカラタカラガイの殼はつるんとしたものが多いのに、これは小さい突起が一面にあってザラザラ。名前も「サメ肌」からきたもの。腹側も一面に「歯」が伸びている。
キイロダカラ
キイロダカラ名前の通り、新鮮なうちは黄色みがある。ただし打ち上げられたものではほとんど白くなってしまう。古代に通貨として使われた貝の一つ。
カモンダカラ
カモンダカラお腹が鮮やかな茶色なのですぐ区別できる。背中も花紋宝の名の通り華やかな模様で彩られているけれど、きれいなものを見つけるのは難しいかも。
ハナマルユキ
ハナマルユキ花丸雪という名前と見た目があんまり合ってない気がするが、漆器のような渋い色合いのタカラガイ。成長したものは幅広くなり、ずっしりと重みも感じる。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます