富士重工の城下町は、焼きそばの町でもあった

スバル360カスタム
ビジターセンター内にあるスバル360カスタム。

大泉でブラジル気分を満喫したら、さらにR354を西に進むとすぐに太田市。ここは戦前の中島飛行機から続く、富士重工のお膝元だ。走っているクルマに妙にスバル車が多いのも当然。矢島工場にはビジターセンターもあって、“てんとう虫”スバル360を始めとするスバルの名車が完全にレストアされた状態で見られるほか、工場内の見学も可能。1週間前の予約で第2・第3土曜日のみなのがちょっと残念だけど、クルマ好きなら覗いてみる価値あり。
太田市ではもうひとつ、今売り出し中の名物がある。それが焼きそばだ。今や静岡県富士宮、秋田県横手市とならんで「焼きそばの町」なんだそうな。といっても太田市の焼きそばならではの特徴があるわけではなくって、店によって全然違い、太いのや細いの、ジャガイモがのってるのなどいろいろ。昔から焼きそばのお店が多かったから、町おこしのテーマに取り上げたということらしい。このへん、すぐ近くの佐野ラーメンと似てるかも。
とりあえずは駅前にある「焼きそば館まちのえき」に行ってみよう。ここでは食事もできるし、お土産の焼きそばやソースも売っている。食べ比べるならここで焼きそばマップを仕入れていくといい。

スバルビジターセンター
富士重工オフィシャルサイト内のビジターセンター紹介と、申し込み方法など。

太田市観光協会
市内の焼きそばマップとお店リスト。


佐野限定・謎のスナック&デザートで仕上げ

いもフライのお店
いもフライを売ってるのは駄菓子屋さん風の小さなお店がほとんど。こちらは50年前から作っているという飯島商店。
いもフライ
新聞紙に包むのが下町っぽくていいです。でも、揚げたてアツアツをその場で食べるのが最高。

太田からは、北側のR50へ。道幅は広く、立体交差も多くて走りやすい。ローカルフード探検ドライブの仕上げは佐野だ。佐野というとまず思い浮かぶのが佐野ラーメンだけど、ここまででいい加減お腹いっぱいになってるだろうから、ラーメンは次回の楽しみにとっておいて、気軽な「いもフライ」を。これ、ふかしたジャガイモを角切りにして串に刺し、衣を付けて揚げたもの。見た目は串カツみたい。外はサクサク、中はホクホク、佐野市内だけでメーカーが2軒あるソースのブレンドが決め手とか。お店はほとんどが小さな駄菓子屋風で、店ごとに大きさも味も違っている。値段は1本40円くらいから。学生の時の買い食い気分で食べ歩くのも楽しい。こういうB級スナックが大好きな僕なんか、東北道方面の取材の帰りにわざわざ降りて買ってたりする。

で、いもフライを売ってる店をみていると、スチロールのカップに色つきの寒天みたいなものが入った「カンロ」というのが売られているのを見つけるはずだ。これぞ佐野原産、佐野限定のデザート。その実体はまんま寒天で、甘そうなオレンジ色が付いてるけど寒天自体に味は全くなく、一緒についている黒みつをかけて食べる。色からしてすっごくチープな感じがローカルっぽくて最高。最近では色の付いてない“無添加バージョン”もあるんだけど、これは色つきじゃなくっちゃ。
カンロ
いもフライに比べるとカンロはまだまだマイナーだけど、佐野市内ではごく当然のようにスーパーにも売られている。


佐野ラーメン&グルメ
佐野市観光協会HP内のコンテンツ。いもフライマップもある。

オネスティ若宮店
カンロを売ってる地元のスーパー。R50からほんの2分。



佐野からは、東北道佐野藤岡ICはすぐそこ。国道沿いのアウトレットに寄ってから帰るのもいい。初詣がまだなら、佐野厄よけ大師もあるぞ。
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