ちょっと地図を見るだけで、意外なルートが発見できる
観光地にしても街中にしても、渋滞名所っていうのは決まっている。でも、一つの目的地に行くときに、たった一つのルートだけ、なんてことはめったにない。渋滞の列を離れて、思い切って抜け道を探してみよう。そこには、早さだけじゃない、意外なお楽しみが待っているかも。今回は抜け道を見つけるための5つの作戦をご紹介。
その1 違うICを使ってみる
高速道路の本線がスムーズに流れているのに、観光地の玄関口となっているICの出口が大渋滞ということはよくある。この場合、手前や先のICで降りて目的地へ向かったほうがずっとスムーズに流れることがある。関東地方の例でいえば、那須ICから那須高原に向かった場合、IC出口や那須街道が渋滞していることが多いけれど、手前の西那須野塩原ICで降りて県道をのんびり那須へ向かうというのも手。また、早春の花狩りで賑わう南房総方面へ向かう場合、アクアラインを渡ってから館山道を南へ向かい、木更津南ICや君津ICで降りるより、館山道を東京方面へ向かってすぐの木更津北ICで降りたほうがスムーズだったりするのだ。
その2 行き先看板にあえて逆らってみる
伊豆高原から伊東に行く場合、渋滞時には城ヶ崎方向への県道へ。方向表示だけ見ていると抜け道は分からない |
有名な観光地へ向かう場合、たいていはルート沿いに案内看板が出ているから、普通はそれに従って走るよね。でも、そのために渋滞が起こっていることもしばしば。案内看板というのは、訪れる人が分かりやすい道、地元の交通のために、通って欲しい道を案内するものなので、実際にはそれが最短ルートではないこともある。一度は地図を見て、どういうルートを案内しているのか確認してみよう。実はもっと近い道があったりするんだ。
その3 川沿いのルートは対岸を探せ!
広い川に沿って国道が走っている場合、山間部はともかくとして、ある程度人家がある地域なら、対岸に別の道が並行していることも多い。あんまり狭い道だと困るけど、渋滞が長く続いている場合は地図で対岸の道を探すのもカシコイ手段。たとえば中伊豆の天城湯ヶ島から修善寺への国道414号ー136号なんか典型的な例。うまくすれば渋滞の国道をおとなしくつながっているより、30分以上稼げることがある。