ドライブ/ドライブ関連情報

国道最高地点! 志賀草津道路へ(2ページ目)

群馬県草津温泉と長野県志賀高原を結ぶ約40kmほどの志賀草津道路は、日本の国道で最も標高の高い2172mの渋峠を通過する山岳ルート。火山地帯ならではの変化に富んだ風景を楽しみつつ走っていこう。

執筆者:上田 泰久

芳ヶ平
草津と志賀高原のほぼ中間、山田峠から見下ろした北側の芳ヶ平。秋はナナカマドの紅葉が広がる場所だ

自然度100%の核心部を走り
志賀高原を見下ろす展望台へ


ここからはほぼ稜線を走る道。途中、小さな駐車スペースのある山田峠からは、北側に芳ヶ平の湿原が見下ろせる。周囲の風景は赤茶けた火山地帯から、緑の濃い針葉樹林帯に変わってくるだろう。どこを見回しても、この道以外に人工のものが全く見えない眺めは、ちょっと他では味わえない。

横手山頂ヒュッテ
渋峠から夏山リフトで登った、横手山山頂。良く晴れた日には日本海さえ見えるという。山頂ヒュッテは日本一高い場所にあるパン屋さんとしても有名だ。
さらに少し登って行けば渋峠。標高2172m、国道最高地点だ。ここは群馬と長野の県境にもなっていて、県境をまたいで建つ渋峠ホテルでは「最高地点到達証明書」なんてのも売られている。
展望を楽しむなら、渋峠からリフトに乗って横手山山頂へ行くか、もう少し志賀高原寄りの「のぞき」駐車場がいい。志賀高原が箱庭のように見渡せる。

グリーンシーズンの高原を
ゆったり走って楽しむ


のぞきからの志賀高原
「のぞき」駐車場からの志賀高原。遠く北アルプスも見渡せる絶景ポイントだ。ここからスカイレーター(屋外エスカレーター)で横手山へ登ることもできる
はるかに北アルプスの山並みを見渡す横手山から、一気につづら折りを繰り返して志賀高原へ。ウインタースポーツで馴染みの場所も、夏は全くの別世界。明るい緑の白樺林が広がる中に点在する池は70以上といわれ、池めぐりのトレッキングコースも整備されている。また、石ノ湯では日本で最も高い場所に生息するゲンジボタルが有名。温泉が川に流れ込んでいるため、8月中旬までその姿が見られるとか。志賀高原に泊まるなら夕食後のお楽しみとして覚えておこう。
琵琶池あたりを過ぎれば道は広くなり、ループ橋からの大展望を見納めにして渋温泉へ。ここは外湯めぐりで有名な古い温泉街。一風呂浴びてドライブの疲れを癒そう。
志賀高原のヤナギラン
志賀高原・木戸池近くのヤナギランの群落。7月末から8月にかけてが見ごろ




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