ナビ画面は見るため、地図は読むためにある

カーナビの画面
縮尺を切り替えられるカーナビの場合、詳細画面以外では見やすさを優先して、道路以外の情報は省略されている

「初めての街でも、地元のように走れる」カーナビは、一度使ってしまうと手放せない便利な道具。音声認識によって操作性も向上し、CDからDVD、さらにハードディスクと進化した記憶メディアは、それこそ市街地では一軒の家の形さえ分かるほどの詳細地図や、ビル内のテナントまで検索できるほどの容量を実現した。

確かに、カーナビがあれば、ドライブは感動的なほど便利になる。目的地を指定するだけで自動的に渋滞を避けた道を選んでくれるし、給油やトイレ休憩、コンビニなど、その時に必要な情報はすぐに取り出せて、その場所へ案内してくれる。地図を読むのが苦手な人でも、もう迷うことはない。

ただ、ドライブは目的地に行くためだけの手段じゃないことも確か。そう考えたとき、昔ながらのロードマップだって、カーナビにはない利点がある。いくらナビのモニターが大型化したと言っても8インチ。ロードマップの見開きはその4倍以上の大きさを持っているし、等高線や林道、観光スポットなども一目で見つけられる。寄り道スポットを探したり、「ここは道がきつそう、ここは眺めがいいかも」なんて想像して計画を立てるのは、ロードマップならではの楽しみだ。

とにかく早く、確実に目的地に着きたいなら、カーナビ任せでもいいけれど、ドライブの途中をもっと楽しむなら、出発前と休憩ごとにロードマップを広げてみよう。

カーナビの画面でも北を上に設定しよう!


で、ここからはちょっと物好きな人向けに。カーナビはすごく便利だけど、ナビに頼ってしまうと道が覚えられない。その一番の原因は、進行方向を上にしているから。つまり道順を右か左か直進かで覚えちゃうわけだ。そうすると、いつも同じ道を通るならともかく、ちょっと脇道に入っただけで分からなくなる。頭の中に地図ができないのだ。

自分が走った道を頭の中にたたき込んでおくためには、カーナビの画面でも北を上に設定しておこう(ほとんどのカーナビで設定できるはず)。そうすれば、ロードマップとの見比べも楽になるし、道順を右左でなく東西南北で覚えられるから応用が利く。まあ南下するときには方向がつかみにくくなるんだけど、それは音声案内に従えばいい。

カーナビにアタマを預けず、道に詳しくなりたい人は是非チャレンジを。
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