ドライブ/ドライブ関連情報

雪道ドライブに用意するもの

雪道を走りなれていない人にとって、雪はちょっと手強い相手。そんな雪道を走るのに必要な道具について説明しましょう。雪道で立ち往生することほど、悲しく心もとないことはありません。あれば天国、なければ地獄。事前にしっかり準備してくださいね。

執筆者:岩貞 るみこ


ふだん雪のない地方に住んでいると、雪の日の運転は戸惑うことばかり。今年これからスキーに行こうという人のためにも、雪のドライブについて、もう一度、確認してみましょう。


まず用意するものはチェーン。チェーンにも鎖タイプやゴムタイプなどいろいろあります。迷ったら取り付けやすいものを選ぶのが無難でしょう。なにせ本番で装着させるときは道路には雪はあるわ、タイヤハウスにも雪が詰まっているわ、寒いわ、そして得てして暗いってことが多い。そんな状況では「装着しやすい。ミスユースをおこしにくい」というのが最優先されなければ、と私は思います。そして、購入したら、必ず! いいですか? 必ずですよ! 出発前に一度、装着してみること。雪の中で苦しまないためにも、絶対、行ってくださいね。一度、練習しておくと、本当にその場で楽ですから。

次に必要なのはそのチェーンを装着させるときの道具。筆頭は軍手。もう素手なんかでチェーンをつけようとしたら指が切れそうな思いですから、必ずチェーンとセットにしておきましょうね。できれば肘ぐらいまで覆える、チェーン装着専用(?)軍手があるとベストです。そして長ぐつ。さらにはスコップと毛布。スコップはスタックしたときの雪かき用、毛布はスタックしたときにタイヤに噛ませたりすると脱出がしやすくなります。これはいざってときにはフロアマットでも代用できますが、寒いときはエンジントラブルもあり得るので毛布が一枚あると防寒用にも使え、なにかと便利です。懐中電灯もいいですね。私は山登り用の頭にゴムバンドで装着できるタイプを愛用しています。

また寒いときはバッテリーも弱り気味。特に移動中にヒーター+カーナビ+オーディオを全開で使用したうえに、渋滞にはまっていてエンジン回転数が上がらないままだった、というときは、バッテリーの消耗量もそうとうなもの。昨日までは元気だったのに、翌朝うんともすんとも、というケースも多々あります。なので、お助けグッズのブースターケーブルを用意しておきましょう。安売りショップで廉価で手に入りますが、輸入車などはバッテリーの容量が大きくて安いブースターケーブルは使えません。あとで泣くことのないように、ちゃんと確認して選んでください。

その他、必要なのはスノースクレーパ。凍り付いたフロントウィンドーをひっかいてきれいにするものです。いざってときは三角定規とかでも何とかなりますが。あとは解凍スプレー。これ、クルマを駐車したときの鍵穴にシュッとひと噴きしておくと、翌朝、鍵穴が凍り付いて鍵が入らない! という事態を避けられます。でも実はこれもCRC-556などの防錆スプレーで代用できます。

牽引ロープもいいですね。スタックしたときに他のクルマに引っ張ってもらうときに大変重宝します。
とまあ、いろいろあって揃えるのも大変かもしれませんが、あとで泣くより事前の準備。スキー場に行くという人は、ぜひ、揃えてください。

ニッポンレンタカー冬の安全運転

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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