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台湾でこそ食べたい、名物中華料理3選!(3ページ目)

台湾と言えば、言わずと知れたグルメ天国! 中華料理は中国や香港、どこで食べても同じと思っていませんか? 決してそんなことはないんです! 今回は台湾でこそ食べたい、台湾発祥の名物中華料理をご紹介します。

保谷 早優怜

執筆者:保谷 早優怜

台湾ガイド

あとひくおいしさ! 台南担仔麺(タイナンタンツーメン)

台南担仔麺
『度小月』担仔麺50元(約180円)に煮卵をプラス。中のゆで卵の大きさを見れば、どんぶりがいかに小ぶりかわかりますね。
台南担仔麺(タイナンタンツーメン)は、もともと台湾南部の街、台南の名物ですが、今では台湾全土で食べられる人気メニューです。さっと10秒ほどゆでた細めの麺と、もやしに肉繰(魯肉飯の肉ダレとほぼ同じ)とスープをかけ、おろしニンニクと香菜(コリアンダー)をのせたものが基本スタイルです。茹でた海老やにらをのせたり、隠し味に酢を加えるお店もあります。

基本的には、一杯が日本のラーメンのハーフサイズくらいなので、ちょっと小腹がすいたときにぴったり。お好みで、醤油味のゆで卵をのせても美味しいです。スープは、新鮮な海老からとったダシにニンニクが合わさったさっぱり味です。台南では、その量とさらりとした味わいから、軽食、夜食としても人気があります。一杯が50元(約180円)という安さも人気の理由のひとつですね。

見た目は素朴な料理ですが、このシンプルさとさっぱり味が、「もう一杯食べたい」と思わせる秘訣なのでしょう。


台南担仔麺といえばここ!
ガイドイチ押し台南担仔麺の店、度小月(ドゥシャオユエ)

度小月
台北の度小月にて。今も担仔麺だけは当時のまま、低い椅子に座って作るスタイルです。
台湾人にとって台南担仔麺といえば、台湾担仔麺の老舗『度小月(ドゥシャオユエ)』が他の追随を許さぬナンバー1! 台南が本店ですが、台北店でも同じ味に出会うことが出来ます。担仔麺の「担仔」とは、天秤棒でかつぐと言う意味。もともとは客から声がかかると天秤棒を下ろしてその場で作るというスタイルだったそうです。『度小月』では、今でも担仔麺を作るときだけは低い椅子に座り、床に置いた鍋から作るという当時のスタイルを続けています。肉ダレの味わいの深さは、さすが老舗と思わせるものがあります。

<DATA>
■度小月(ドゥシャオユエ)
  • 所在地:台北市忠孝東路四段216巷8弄12号(最寄り駅 MRT忠孝敦化)
  • TEL:(02) 2773-1244 
  • 営業時間:月~土11:30~01:00、日曜11:30~22:00 (休業日 なし)


  • 台湾ビギナー向けにガイドが選んだ台湾料理3品、いかがでしたか? どれもお手軽な値段ですので、是非食べてみてください。リピーターの方なら、同じメニューでいくつかの店を食べ歩くのも楽しいですよ。これから、台湾料理リピーター向けの料理紹介や、スイーツ特集も組んでいきますので、どうぞお楽しみに!
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