台湾と言えば、言わずと知れたグルメ天国! 中華料理は中国や香港、どこでも同じなんて思っていませんか? 決してそんなことはないんです! 今回は台湾でこそ食べたい、台湾名物の中華料理をご紹介します。
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とろとろ豚肉が美味しい、魯肉飯(ルーローハン)……P.1じっくり煮込んだ牛肉に麺がベストマッチ、牛肉麺(ニュウロウメン)……P.2海老スープと肉味噌の絶妙な組み合わせ、台南担仔麺(タイナンタンツーメン)……P.3
とろとろ豚肉が美味しい、魯肉飯
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『三元號』の魯肉飯、20元(約70円) |
魯肉飯(ルーロウハン/台湾南部では肉燥飯、ローザオハンと呼ばれることが多い)は、台湾を代表とする料理のひとつとして、大変人気があります。細かく刻んだ豚のバラ肉を、にんにく、生姜、干しエビ、醤油、お酒、ごま油や中華調味料を入れてゆっくりコトコト2時間ほど煮込み、それを白いご飯にかけていただきます。食べてみると、肉の旨みが出たにんにく風味の濃いタレがご飯にからまり、なんとも言えないおいしさです。
それぞれの店でタレにこだわりがあり、その配合は門外不出です。台北には魯肉飯のお店がたくさんあり、地元の人は、皆それぞれひいきのお店があります。また、似たメニューで『鶏肉飯(ジーロウハン)』というものがあります。こちらはさっぱりとした鶏の胸肉を使用しているため、豚肉の油身が苦手というかたにはこちらがおすすめです。
値段が小碗サイズで20元~30元(約70円~110円)くらいとお手ごろなのも、台湾人に広く愛されている理由と言えるでしょう。台湾人は、安くて美味しいものが大好きなのです。魯肉飯で有名な店は、小規模ながらも清潔な店が多いので、台湾ビギナーでも安心です。
ガイドが滞在中必ず行く魯肉飯の店は「三元號(サンユエンハオ)」!
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三元號は「菘茸鳥蛋湯」というキノコと大根のスープも美味しいです。 |
『
三元號(サンユエンハオ)』の魯肉飯はタレの甘さとコクのバランスが絶妙です! タレをかけたときにちょうど良くなるようにご飯をやや固めに炊いてあるので、タレの量は他店に比べたっぷりとかかっています。ガイドは、ここの魯肉飯を食べないと台北に来た気がしないほどです。この店は魯肉飯の店が多いことで有名な台北の西区、圓環(ユエンホアン)にあります。台北駅からタクシーで10分くらいのところですので、ぜひ一度行ってみてください。
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■三元號(サンユエンハオ)
所在地:台北市重慶北路二段11號(最寄り駅 MRT中山) TEL:(02) 2558-9685営業時間:9:00~22:00(休業日 不定休)【関連記事】
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