以前ガイド記事でお伝えした、台湾内を走る中・長距離バスですが、座席の豪華さだけが注目のポイントではないんです。最近は各社が値段を下げてサービスを向上させて、乗客獲得への努力を惜しまなくなりました。
そこで、今回は4社のバスに乗車、その比較をお届けします。乗車した路線やバスの車体によって差があるものの目安になると思いますので、次回の台湾内の移動で利用してみてはいかがでしょうか。(乗車体験時期は2004年5月なので、情報もこの時点での情報となります)

台湾の中・長距離バス利用の注意点

  • 途中でのトイレ休憩は基本的になし。トイレはバス車内1階にあるものを利用する。よって、ティッシュを持参のこと。
  • 水を無料でサービスしてくれる会社もあるが、ない会社もある。今回掲載した尊龍客運と阿羅哈客運以外を利用の場合は、各自で飲み物や食べ物を用意しておこう。
  • 冷房対策として、各自洋服などを用意するのがよい。毛布が用意されているのは今のところ尊龍客運と阿羅哈客運だけ。
  • 基本的に各社ともに24時間営業なので、思い立ったらバスに乗れるのが便利。


【尊龍客運】

尊龍客運は、台北~台中を結ぶ中距離バス会社。豪勢な2列客席の先駆け的存在です。台北での始発・終点は、忠孝東路と復興南路交差点(MRT忠孝復興駅すぐ)と便利な場所にあり、また、台北駅周辺の他社バス乗降場と違って尊龍客運しかないので見つけやすいのもうれしいのです。他は、南京西路と承徳路交差点、MRT大安駅にもバス停があり、MRT景美(萬隆)駅とMRT大坪林駅での乗降については現在申請中です。台中は、中清バス停、西屯路口バス停、中港路(朝馬)バス停、文心路バス停、長榮桂冠バス停、SOGOバス停、中山病院バス停、市政府バス停、そして終点の台中駅前干城バス停となります。台中駅でとりあえずは下車したければ、切符購入時や乗車時に係員や運転手に「我下車終点」と書いてみせると便利です。

乗車チケットは始発駅などにあるカウンターで購入。24時間営業で10~15分間隔で運行。大人片道350元、子ども片道200元、往復大人630元、学生・軍人片道300元、12枚綴り回数券3500元。平日、休日ともに料金は同じ。全席座席指定なので、チケットにある座席番号と同じ座席に座ります。ポイントカードもあり、12回乗車すると粗品が貰えます(最初の乗車時から6ヶ月間有効)。

バスはもちろん2階建てバス。かつては赤い車体のバスでしたが、現在は金色の車体になっています。今ではこの金色が尊龍客運の企業カラーとなっています。座席は豪勢な両側1列ずつのゆったり座席。ただし、最後部は4人掛けなのでご注意ください。

バス車内には係員はいませんが、何かあれば運転手に伝えてください。言葉ができない方は筆談になってしまうので、運転中の運転手に話しかけるわけにもいきません。なので、座席の周囲にいる人となんとかコミュニケーションをとることになります。

台湾の中・長距離バスは高速道路で1回も休憩のための停車をしません。走り通しなんです。なので車内の1階に簡易トイレがあります。高速で走るバスのトイレを利用するのはかなりのバランス感覚が必要! ふんばりどころであります。乗車したバスのトイレは、比較的清潔で、トイレットペーパーも完備でした。が、トイレ室内は狭いので利用には様々な注意が必要です。

乗車すると係員の女性が水、お菓子、お手拭きを無料で配布してくれます。椅子は豪勢なリクライニングシート。マッサージ機能はないのですが、背もたれを倒すとフットレストが同時に上がり、横になれるくらいの角度に設定も可能です。毛布が各席にあるので冷房対策もできるのですが、それでも足元は寒かったなあ。


◆私による総合評価    ★★★★☆


尊龍客運(中文ページ。閲覧にはフォントBig5などが必要)


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【関連リンク】

●AAJガイド記事:「総統座椅」に座って楽々バスの旅--長距離バスの座席、豪勢なんです

台湾の高速バス事業者リンク集(ASIA BUS CENTER作成)