◆祖師廟◆
1769年創建。3度にわたる災害にも負けず、その都度再建されています。まずは1833年の大地震。そして日本軍の台湾上陸に反対した地元民がここを拠点として抗日したのですが、日本軍の焼討に遭い、その後1899年に再建されました。第二次世界大戦でもまた壊され、1947年に芸術家の李梅樹氏を中心として修復、再建が始まりました。李梅樹氏は伝統的な彫刻や建造方法に力を注ぎ、この廟の再建に貢献しました。その甲斐あって祖師廟は「東方芸術の殿堂」といわれるように。祖師廟はまだ完成しているわけではなく、今でも木彫、石刻、浮彫などの修復作業が続けられています。祖師廟は全体的に芸術品としての価値も高いため、彫刻博物館ともいわれています。
脊飾には龍、護八卦などが。屋根の端は「垂脊上」と言われる場所で草が巻いたような流曲線が特徴。
清水祖師が祀られている。
これまたきらびやかな「藻井(天井の模様)」。
獅子型のドアノブを発見。
彫刻の精巧さが人目をひく龍柱(蟠龍柱とも)。
廂廊の柱は全て龍柱。見事!
●李梅樹紀念館 http://www.limeishu.org/
(日本語ページもあり)
毎週土日開館、10:00~17:00、参観料50NT$
※月曜~金曜は団体のみ(予約制)参観可能
電話:02-2673-2333
中華路沿いにある安渓小学校の向かい側の路地を入った所にある。
展示品は李梅樹氏の作品(油絵など)。
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