WHOの報告を基準とした
感染可能性例 (今後変更の可能性あり) |
1) SARSの「疑い例」で、胸部レントゲン写真において肺炎の所見または呼吸窮迫症候群(RDS)の所見たす者
2) SARSの「疑い例」で、SARSコロナウイルスを検査のひとつ以上で陽性となった者 3) SARSの「疑い例」で、病理解剖所見がRDSの病理所見として矛盾せず、そのはっきりとした原因がない者 ※ただし、他の診断で罹患した病気が完全に説明されるときはSARSの疑い例、可能性例からはずす。 ※また、SARSは現在除外診断によって診断されるものなので、報告された症例の分類は以下のように経過と共に変わる。 ・当初SARSの「疑い例」か「可能性例」と診断されたが、その他の診断で病気が完全に説明されるときは、重複感染の可能性を慎重に考慮した上でSARSの症例から除外する。 ・「疑い例」であって、検査の結果「可能性例」の報告基準を満たすようになった症例は、「可能性例」へ再分類する。 ・「疑い例」であって、胸部レントゲン写真に異常所見のなかった者は、適切と考えられる治療を受け、7日間の経過観察を行う。また、これらの疑い例の内で十分な回復が見られない者は胸部レントゲン写真により再度検討する。 ・「疑い例」であって十分回復しているが,SARS以外の診断で完全に説明のつかない者は,引き続き「疑い例」とする。 ・「疑い例」であって死亡し、病理解剖が行われなかった者は、「疑い例」の分類のまま残す。しかし、もし、SARSの感染伝播鎖に関連した症例であることが判明すれば「可能性例」へ再分類する。 ・「疑い例」であって死亡し、病理解剖が行われた結果RDSの病理所見が認めらなかった者は、SARSの症例から除外する。 |
感染はどのように? | はっきりとしたことはまだ言えないが、SARS患者の看護・介護をしたか、それと同居をしたか、またはその体液や気道分泌物に直接触れたなど「SARS患者との濃厚な(密接な)接触があったこと」場合は感染する可能性が非常に高くなる。
感染経路としては、飛沫感染が考えられるが、他の経路、たとえば手指や物を介した接触感染、糞便からの糞口感染、空気感染の可能性なども、完全に否定できない状況。 |
他、詳細な情報は→ | 日本旅行医学会のSARS Q&A、国立感染症研究所感染症情報センターのSARSに関するQ&A を参照のこと |
◆予防策
SARSの病原は未確定ですが、飛沫感染に対する一般的予防方法として、以下を参考に。
・手洗い、うがい、マスク着用
・手洗いをしていない手で口、鼻、その周辺に触れない
・マスクを使用する場合は清潔なものを使用する
・人混みを避ける
・感染者との接触を避ける
・情報収集、デマに惑わされない
・民間療法をむやみに信じない
◆関連サイト一覧
●WHOの重症急性呼吸器症候群(SARS)のQ&A (厚生労働省)
●海外渡航者のための感染症情報(厚生労働省検疫所)
●海外安全ホームページ(外務省)
●財団法人交流協会(大使館的役割を果たす機関)
●SARSの累積患者(可能性例)報告数(国立感染症研究所 感染症情報センター)
●WHO(World Health Organization)のSARS関連ページ(英語サイト)
●外国パスポートを所持しSARS症例多発地域より台湾に入国する場合のビザ緊急措置など(台北駐日経済文化代表処)
●SARS Infopage:日々の感染者数などを表示(中国語サイト:閲覧にはフォントBig5が必要)
●重症急性呼吸器症候群に関するJALグループの対応について(JAL)
●安全な空の旅のために(キャセイパシフィック航空)
●SARSに関するシンガポール航空の対応について(シンガポール航空)
●SARS(重症急性呼吸器症候群)に関するご案内(エバー航空)
●SARS(重症急性呼吸器症候群)に関する対応について(中華航空)
NEW(5/18)
●がんばれ台北!
SARS最新情報(旅々台湾.com)
NEW(5/18)
●行政院衛生署疾病管制局(中国語サイト:閲覧にはフォントBig5が必要)
●行政院衛生署疾病管制局(英語サイト)
●海外勤務健康管理センター
海外勤務者の為の、SARSに関する情報提供や質問について回答するホットラインを開設中
月~金(土日・祝祭日は除く) 9:30~12:00/13:00~17:00 電話番号045-474-6039
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