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日本語が堪能なシンガポール人は給料の良い日系企業で働く事が多い |
私たち日本人にとって他の国の人たちからどのように見られているかということは、気になるところ。シンガポール・ガイドの私としては、シンガポール人の日本人感を是非知りたいと思い、今回、シンガポールの某日系企業に勤める中国系シンガポール人のマイケルさん(28歳・男性)に「日本語」でインタビューを敢行。日本人の特徴について、シンガポーリアンとの違いについて、色々と興味深い話を聞く事ができました。
日本ブームが続くシンガポール
―― まずは簡単にシンガポールとはどんな国なのかご紹介いただけますか。
シンガポールは、マレー半島南端に位置する常夏の国です。高温多湿の熱帯気候でいつも暑いです。ご存知のように、多民族国家、ガーデンシティと言われることが多いですね。シンガポールにはマレー語、標準中国語、タミル語、英語と公用語が4つありますが、教育やビジネスでは、英語がメインです。6割以上のシンガポール人はバイリンガル。若い世代では、トライリンガル、もしくはそれ以上も珍しくありません。
―― マイケルさんは日本について詳しいですし、日本語も堪能ですね。
はい。僕たちの世代は日本に対する憧れが特に強い世代だと思います。さらに家の近所に日本人のご家族が住んでいたこともあって、小さいころから日本の文化や言葉、食事などに興味を持っていたんです。そこで大学生の時に日本へ留学しました。卒業後はシンガポールに戻り、現在勤めている日系企業に就職しました。
―― 日本の文化などに興味があったそうですが、具体的には?
僕は音楽が好きなんで、J-POPにはまりました。曲はもちろん、歌詞が良いですよね。ミスチル、スピッツなどをよく聴きました。日本にいた時、あまりテレビは見なかったのですが、J-POPのチャート番組だけはチェックしてましたね。シンガポールに帰ってきてからもJ-POP熱は冷めませんね。J-POPが好きなシンガポール人、多いですよ。
―― 日本の食事はお好きですか?
はい、大好きです。昔は納豆が食べられなかったのですが、今は大丈夫、食べられますよ!ここシンガポールでも日本食ブームが続いていて、和食レストラン、ラーメン屋、寿司屋などが急激に増えました。
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