「本屋さんに行くと、つい時間を忘れてしまう・・・。」という話をよく聞きます。
私も、まず雑誌のコーナーをみて、次に新刊のコーナーへ、そして文庫本→インテリア→料理→ ときて最後は、やはりトラベルコーナーで長居してしまうんですよねー。特に、All About Japanのガイドになってからは、シンガポールをはじめアジア関連の本が気になり、腰をすえて(?)立ち読みに耽ることもしばしば。「本屋さ~ん、ごめんなさいっ!」って感じの今日この頃なのであります。

そんな、立読み派のワタシが「この本は家でじっくり読みたい!」と最近思った本があるんです。それは、フードライターの坂口あやさんとウェブデザイナーのさわかさんの美女コンビの食紀行、『たらふくまんぷくシンガポール』。これが実に奥の深い食紀行なんですね・・・。シンガポーリアンの友人たちとの生き生きとしたやり取り、ローカルファミリーに仲間入りして祝った旧正月の様子や美味しいものに次々と遭遇していく2人の街歩き、家で作れるローカルフードのレシピ集・・・などなど、言い出したらキリが無いほどテンコ盛りの内容に、ただただ圧倒されるばかり。あまりの食いっぷりのよさに、読みながら思わずお腹がなってしまった私なのでした。

そこで、今回のガイド記事では、『たらふくまんぷくシンガポール』の著者、坂口あやさんへの突撃インタビューを急きょ敢行!シンガポールについて、ローカルフードについて、さらにご自身について、熱く語っていただきました。

(抽選で5名様に、坂口あやさんのサイン本プレゼントもあります!)

●沢山のご応募有難うございました!
締め切りとさせていただきました。
抽選の結果、当選者の方にのみ、5月15日までにメールにてご連絡をさせていただきます。
恐縮ですが、メールが届きましたら5日以内に配送先のご住所をお知らせください。
何卒ご協力のほど、よろしくお願い致します。(2004年5月7日追記)




ガイド
今日はお忙しい中、有難うございます!では、はじめに、簡単で結構ですので、自己紹介をお願いできますでしょうか。


坂口さん
自己紹介って何だかちょっと恥ずかしいですね・・・。月並みながら、本名は坂口あや。東京生まれの埼玉育ちで、聖徳短大の仏文科を卒業後、カッコよく おフランスへ留学するはずが、ディスプレイ会社に就職し、その会社の新入社員研修でコピーライターという職業があることを知ったんです。それで、養成講座へ通い、3年後にはめでたくコピーライターになったのですが、体調を崩して休養することに・・・。1年半のブランクをあけて、ライターへ転向し復活しました(笑)!復活後は雑誌、書籍、広告と紙媒体を中心に書いてきて、『口福のバリ』を出版後、ウェブの世界で<書く>ことを身に着けるべくIT企業に就職し、1年の修業ののち再びフリーになったんです。現在は、紙媒体、ウェブ媒体を使い分けながら活動中です!


ガイド
そうなんですか・・・。会社員からコピーライター、そして休養を経て、現在のお仕事のフリーライターと、紆余曲折あったんですね。特に坂口さんはフードライターとしてご活躍中ですが、フードライターになられた経緯をお聞かせいただけますか?


坂口さん
小さい頃から言葉に関する仕事がしたかったんです。コピーライターからライターに転向し、初めての仕事で出会ったカメラマンの方と話をしていたときに、たまたま食べ物の話になったんですね。「あやちゃんは食いしん坊だから、いい仕事を紹介するよ」って。


ガイド
なるほど・・・、やはり人との出会いって仕事では特に大事ですよね。それで、その方から実際にお仕事を紹介していただけたんですか?



坂口さん
はい。ちょうどそのころ、ぴあで新しい食関連の本が立ち上げに際しライターを探しているということで、『ぴあランキングルメ』という雑誌の編集長を紹介してくれたんです。毎月テーマがあって、テーマに沿ったレストランについて読者の方々が投票するのですが、そこで決まった順位ごとにお店を紹介していくっていう、今にして言えばザ・ガットとかミシュランの日本版庶民編っていうんでしょうか?その頃はそんな本が日本になかったためか、読者の方も楽しんでくださったようで、かなり一斉を風靡しました。『王様のレストラン』もその頃始まった番組だったんですよ。


ガイド
そうですよね、私も印象に残っています。しかし、お仕事とはいえ、沢山のお店を紹介するのは大変ですよね。取材も必要ですし・・・。


坂口さん
当時は、毎月10軒、20軒と首都圏のレストランやバーを巡って取材、執筆を重ねました。自分自身、料理を作ることも食べることも好きでしたので、料理人の方々に取材をし、執筆をするのが楽しくて仕方なかったですね・・・。教えていただいた料理など作ってみたりして。そのうち、人づてで別の出版社からも声がかかるようになって、だんだんレストラン取材だけでなく、食材や食文化、レシピなど、食に関する様々な種類の執筆が増えてきたんです。そして気がついたら・・・という感じです。


ガイド
フードライターになられた経緯は、<人>そして<食>に導かれたということですね!さて、坂口さんが、その<食>に興味をもたれた原点って何でしょうか。興味があるんですが・・・。


坂口さん
私の<食>の原点は、たぶん母ですね。私の母は料理、洋服と、とにかく手作りをする人でした。ジャムや漬物のような保存食から、和洋折衷の料理にお菓子、パンと本当に色々・・・。いつも学校から帰ると、家の中はオーブンでケーキやパンの焼ける匂いがしていましたね。もとを辿れば、そんな辺りから来ているのかな?と思います。


ガイド
確かに親の影響って大きいですよね。私自身を振り返っても頷けますから・・・。ところで、フードライターである坂口さんはお仕事やプライベートで海外に行かれることが多いそうですが、どんなことを頭において旅をなさるんでしょうか?


坂口さん
私は海外旅行へ行くときにポリシーがあるんです。それは「その国の伝統料理を食べる」ということと、「その国の伝統芸能を堪能する」ということ。料理も芸能もその国の生活文化から生まれるものですよね。私は人々がどのような暮らしをし、どのような背景から芸能や料理が生まれたのかという角度から、その国を理解していきたいと考えています。


♪次のページでは、シンガポールで坂口さんが 『一番おいしいと思われた料理』を発表!