デリカテッセンでは、順番を守って!
美味しそうなお惣菜が並ぶデリカウンター。順番を守って気持ちよくお買い物しましょう。 |
お客さんがまばらな時は、店員さんが「ご注文はうかがっていますか?(Have you been served?)」とか「次の方~ (Who’s next?)」と声をかけてくれるので、そのまま注文しても構いません。混雑している場合は番号札が発行され、その番号順にサーヴしてもらいます。大抵カウンターの前には番号札を発行する機械があるので、まず番号札をとっておきます。そして天井か正面の壁にある電光掲示板に自分の番号が出たら注文しましょう。
これは鮮魚カウンター(fishmonger)や精肉カウンター(butcher)、ベーカリー(bakery)でも同じです。うっかり順番抜かしをして白い目で見られないように、気持ちよくお買い物しましょうね。
レジ待ちのお作法
ベルトコンベイヤーに品物を並べる時は、重いものから。そうすると手際よく袋詰めができますよ |
順番を待つ間に、コンベイヤーの上に品物を並べて置きます。このとき、前後の人の買い物と混同されないように、備え付けされている仕切り用の棒を必ず置くこと。自分が並べ終わったら、次の人のために棒を置いてあげるのが親切です。棒が見当たらない場合は、前の人が置いた品物から数十センチほど間をあけて、自分の物を並べるようにしましょう。
品物を並べ終わったら、買い物カゴはその場で重ねて返却します。カートの場合はそのままお店の出口まで。
自分の番がきたら、レジ係の先に進んで袋詰めです。どんどん品物が流れてくるので、手際よく袋につめていきましょう。はじめのうちは少々時間がかかってしまうかもしれませんが、すぐに慣れるので心配ありません。品物をコンベイヤーに並べる時点で、重いものから並べておくと、袋詰めしやすいですよ。
支払いの時に聞かれる、意外(?)な一言
袋詰めが終わったら、代金を支払って終了です。このとき、もしかしたら聞きなれない一言を言われて動揺してしまうかもしれません。その一言とは……「キャッシュバック?(Cash back?)」
え?お金返してもらえるの?と、一瞬勘違いしてしまいそうですが、これはイギリスの銀行キャッシュカード(デビットカード)に付いている機能のこと。通常は銀行口座から現金を引き出すのはATMを使いますが、スーパーマーケットのレジでも、現金が引き出せるのです。レジ係に自分の引き出したい現金の額を伝えると、そのままレジの中から現金を出して渡してくれます。そして、この額と買い物代金の合計が口座から引き落とされる仕組みです。
このキャッシュバック機能、とても便利なので覚えておくと役に立ちますよ。たとえば、急いで現金を下ろしたいのにATMには長蛇の列……という場合、近くにスーパーマーケットがあれば問題は解決! ジュース1本でもデビットカードで支払いができるので、あとはキャッシュバックをお願いするだけなのです。
現地の銀行口座ができてデビットカードが届いたら、早速試してみてくださいね。
【関連記事】
必修! スーパーマーケットの英語・1
必修! スーパーマーケットの英語・2