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恋に勝つ、イギリス流のエスコート術(2ページ目)

イギリスの男性は、女性を気持ちよくさせるのが上手です。それは、スマートなエスコートのツボを心得ているから。エスコート上手は恋愛上手。今日からマネできる、イギリス流のエスコート術を解説!

朝霧 まや

執筆者:朝霧 まや

イギリスガイド

今日から実践できる、完璧エスコート!

レストランのドアマン
ドアマンのいるレストランやホテルでは、心配する必要はないけれど……
■会ってスグにほめる。
コレは日本人男性の不得意とするところかもしれませんね。イギリスの男性は必ず、待ち合わせの場所で会った時の開口一番がホメ言葉。「You look gorgeous / sexy / great…」ナドナド、ほめ言葉はいろいろ。照れくさければ「You look nice(いい感じだね)」程度でも構いません。とにかく「素敵だね」の一言で、デート前の準備が報われるのですから。

■ドアの開閉はスマートに
デートの場合、男性はパートナーであってアシスタントではないので、何から何まで先回りする必要はありません。でも、重厚な建物の多いロンドンでは、女性の力では簡単に開かないドアが多いのは事実。ドアマンのいる建物ならお任せすればよいですが、そうでなければやはり男性が開閉したほうがスマートです。しかし、あくまでパートナーとして、ドアマンぽくならないように。ドアを開けた時に、軽く女性の肩か腰に手を添えて誘導すると、自然です。

■彼女が楽しんでいるか、マメに確認する
イギリスの男性は、相手の女性が楽しんでいるかをマメに確認します。「Do you like it?(それ好き?)」「Are you ok? (だいじょうぶ?)」などなど、少々しつこく感じるかも知れませんが、それが彼ら流の心遣いなんですね。

確かに、マメに聞いてくれると、「ちょっと寒いかも」とか「もう少し静かなところに移動したい」とか、女性側も希望を言いやすいものです。男性としても、相手の感想や希望を把握していたほうが、次の行動を取りやすくなりますよね。


レストランでは……

レストランのバー
レストランに入ったら、お店のスタッフと上手に会話して、ディナーを演出
■お店のスタッフには敬意をもって
スマートなエスコートは、相手の女性に対してだけでなく、周囲の人すべてに対する気遣いでもあります。そして、お店のスタッフは、素敵な時間を演出してくれる大切なパートナーだということを、忘れずに。

特に気をつけたいのは、注文の時。日本のように注文の品を羅列するだけでは、とてもぶっきらぼうに、失礼に聞こえてしまいます。言語と文化の違いなので良し悪しではないのですが、やはり注文の時には、最後に「○○, please(○○をお願いします)」をつけるのが、最低限のマナーです。日本でも、注文の時に「○○お願いします」と言う人は、それだけで好印象です。

■ウェイターやソムリエと上手にコミュニケーションをとる
ウェイターやソムリエと上手にコミュニケーションをとって、おススメのお料理やワインを紹介してもらえば、美味しいお料理とワインでデートも盛り上がるというもの。ワインを決める時に緊張してしまう人が多いようですが、知ったかぶりをしたり、逆に「オレ、ワインわかんないから君が決めて」と言われるよりは、素直にソムリエに相談できる人のほうがずっと素敵ですよ。

■お店の人とのやりとりは、男性が仕切る
基本的にお店の人とのやりとりは、男性が仕切るほうがスマートです。お店によっては、女性に渡されるメニューには値段が書かれていないこともあるので、メニューを決めるときには男性のほうから「これが美味しいよ」とか「これとこれを頼もうかな」なんてヒントをもらえると、決めやすくて助かります。

>>次のページでは、完璧エスコートの締めくくりと、エスコートされる側の女性の心得を。
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