ヒュー・ジャックマンの役には名前がない、って本当?
ヒュー・ジャックマンのこの映画での役名(というか、呼び名)は、ドローヴァー。でもこれ、名前ではありません。ドローヴァーとは、牛追い(牛を売るために市場まで連れて行く人)のこと。つまり、カウボーイの別の言い方で、アメリカでよく使われます。
ということは、ヒュー・ジャックマンのドローヴァーというのは、役柄そのもので、彼の名前はない!ということに。なぜ、名前をつけてあげなかったのか、ちょっと不思議ですよね。
ちなみに、牛追いのことをオーストラリアでは、ストックマンと言います。(でも、おそらく「ストックマン」はアメリカではメジャーではないため、わかりやすくするために、ドローヴァーにしたのではないかと思います)
ヒュー・ジャックマンは乗馬がイマイチだったって、本当?
はい、本当です!この役づくりのため、ニコール・キッドマンと一緒にシドニーのセンテニアル・パークで6ヶ月間の猛特訓を決行!映画の撮影が開始される前には、連日のように地元新聞でその様子が報道されていました。だって、馬に乗れない牛追い(=ドローヴァー)なんて無用の長物ですよね(笑)
そんな練習の甲斐もあって(?)、素晴らしく格好いいドローヴァーが誕生しました!役作りのために鍛えた筋肉隆々の体とともに、すべての女性達を虜にしてしまいそうな勢いです。ちなみに、ヒュー様は今年度米ピープル誌の「最もセクシーな男」に選ばれ、第81回アカデミー賞の司会を務めることになっています。
ヒュー・ジャックマンの子供が映画に出演しているって、本当?
ヒュー・ジャックマンには現在、オスカー君とアヴァちゃんという2人の子供がいますが、この息子のオスカー君が、映画の後半、エキストラ(?)で出演しているらしいです。それは、アボリジニと混血の子供達が島の教会へ連れて行かれるシーン。
はっきり確認していませんが、たしかに、よく似た子がいたような気がします…。くるくるの天然パーマ(?)で目鼻立ちのハッキリした男の子ですので、探してみてください!
ヒュー・ジャックマンは映画さながら野宿したって、本当?
撮影は、宿泊施設などまったくないアウトバックの荒野でも行われたため、映画のシーンのように本当にテントを張って野宿する必要がありました。スタッフは過酷なアウトバックの自然とも戦いながら、長時間に渡る撮影を進めたそうです。
その過酷な撮影の後、バズ・ラーマン監督は周囲にこんな話を漏らしたそうです。
「ハリウッドを代表する大物スターが、まさか一緒に野宿してくれるなんて思ってもみなかったよ」
そう、ヒュー・ジャックマンはスタッフと一緒にテントで寝泊りしたのだとか!役である粗野で荒くれ者のドローヴァーに成りきるため…というのもあったでしょうが、さすが、彼もオージー(笑)。野宿=テント生活なんて、ちっとも苦にならない、気さくな人のようです。
さて、そんな映画の中での野宿シーンですが、撮影は本当にアウトバックで行われました。ドローヴァーが寝袋で寝るシーンを撮影中、とある事件が発生―――
彼の寝袋の中に、毒を持ったサソリが入ろうとしているのをニコール・キッドマンが見つけ、ヒュー・ジャクマンに「静かに、動かないで」と指示。ニコールが自分の帽子をさっとかぶせてサソリを捕まえ、難を逃れた…ということがありました。さすが、ニコールも立派なオージーです(笑)
次ページでは、そんなニコール・キッドマンにまつわる裏話です!