日焼け止め=サンスクリーン・ローションなどに示された「SPF」値。もう、皆さんはその値の意味をご存知かと思います。
SPFとは、Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)の略で、紫外線防止効果を示した指数のこと。日本では「SPF50」が最高値とされています。(詳細はAll
About コスメ・ビューティ用語集、セカンドライフ記事「紫外線対策!
知っておきたいSPFとPA」でどうぞ)
SPF の値が高ければ高いほど、その効果も高い――
そう思ってはいませんか?そしてあまり考えずに「SPF50」の製品を選んではいませんか?
けしてそれが間違い、というわけではないのですが、紫外線対策最先進国とも言えるオーストラリアでは、「SPF50 は意味がない」とされているのです!
それは、なぜか?
それは、こんな理由からなのです。
SPFは紫外線ダメージを受けるまでの時間を延ばす指数
そもそもSPF値は、紫外線を浴びた時に赤くなったり、赤いポツポツ(赤い斑点=紅斑)が出来るまでの時間をどれくらい長く出来るかを示した数値。 SPF1で約20分ほど、紫外線によるダメージを受ける時間を延ばしてくれるというものです。
ということは、日本で最高値とされる SPF50 なら、約1000分間。つまり、約16.7時間紫外線からお肌を守ってくれる…ということになりますよね。でも、これって本当に現実的な時間=数値なのでしょうか?
次ページでは、オーストラリアではSPF50は売っていない? 紫外線対策が欠かせないオーストラリアの効果的な日焼け防止策をご紹介します!